【アルゼンチンタンゴ】Tango Queer Festivalで感じた、タンゴの本当の楽しみ方 Vol.382

「タンゴをうまくなりたい」と本気で思ったので、

ここ、ブエノスアイレスに来ましたが、

この前参加した「Tango Queer Festival」で、少し違うことを感じたので、

このブログで共有したいと思いました。

https://festivaltangoqueer.com.ar/

https://www.facebook.com/Festival-Tango-Queer-de-Buenos-Aires-191404351367/
まず、このフェステイバルは「Queer」という名前の通り、

セクシュアル・マイノリティが気軽に楽しめるような、タンゴのイベントです。

【インド生活】インド最高裁がLGBTQの自由な恋愛を認めるー最近よく見る最後のQって何? Vol.305

2018.09.12

 

こちらのイベントに行くと、男性は男性と、女性は女性と踊っているのを

よくみかけます。

もちろん、全員がセクシュアル・マイノリティというわけでなく、

カップルで来ていたり、男女で踊っている人を見ることがあるので、

要するに、

「誰でも気軽にタンゴを楽しめるイベント」と言った方がよいかもしれません。

 

友人に誘われて、最終日だけ参加したのですが、

その日に行われたパフォーマンスがとても印象的でした。

 

<1番目>

片足がなく、松葉杖を使う男性が、別の男性と踊る「タンゴ」「チャカレラ」

「チャカレラ」とは、アルゼンチンのフォルクローレの一つで、

ミロンガでもかかることがあります。

タンゴでも、チャカレラでも、

男性同士がリーダーとフォロワーの役割を替えながら、踊っていました。

タンゴは足に目が行きますが、足が一本なくても、

リードもフォローもできて、観客を魅了できます。

 

<2番目>

前年も踊っていた、大柄の中年男性と、中肉中背の若い男性のペア。

別のクラスで一緒になることがありますが、その時も彼らは二人で来ていました。

踊り始めた時、二人はプライベートでもペアじゃないか、と思いましたが、

踊り終わった後のキスを見て、その勘が当たっていることがわかりました。

 

 

<3番目>

トリは、「Neurotango」というグループでした。

ハンディキャップを持つ人たちがタンゴを踊るグループで、

4組が踊っていました。

音楽に合っていなかったり、リードやフォローがめちゃくちゃだったり

していましたが、それ以上に、彼らが本当にタンゴを楽しく踊っていたのが、

とても印象的でした。

また、観客が彼らを応援して、場を盛り上げていた雰囲気が、

とても和やかで、その場にいて気持ちよかったです。

 

全てのパフォーマンスが終わると、普通のミロンガになりました。

 

このイベントでは、

・みんなが楽しんで、踊っている

・パフォーマーも踊りを楽しみ、それを観客が温かく包み込んでいる

・カベセオでも、声をかけてもいいし、誰から誘ってもいい

・会場が一体化して、和やかな雰囲気に包まれている

と感じ、

自分も何人かの男性と踊り、

また、女性から声をかけられて、踊ることもありました。

 

その直後に行った「サロンカニング(Salon Canning)」では、

・みんな着飾っている

・カベセオを使って、踊りが上手い人、もしくは知り合いの人としか踊らない

・パフォーマンスでの観客の採点方式は減点方式

・会場の雰囲気が一体となっていない

と、少し違和感を感じました。

 

別に「サロンカニング(Salon Canning)」を批判 ・否定するつもりはなく、

「サロンカニング(Salon Canning)」でタンゴを楽しむ人たちも大勢います。

 

今回のイベントを通して、

「タンゴとは、本来誰もが楽しめるもの」

「それぞれのタンゴの楽しみ方がある」

ということを、再認識しました。

 

 

もちろん、「タンゴをもっと上手くなりたい」

という気持ちは変わらないどころか、日々強くなっていますが、

それとは別の次元で、「タンゴとどう付き合っていくか」

考えさせられたイベントでした。

 

 

以上です。

 


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