大好評の「ボクのパレハは何処へ？」シリーズ第二弾。
前回のお話はこちら。
Bさんはいつもミロンガが終わる前に一人で帰ってしまうので、
一緒にミロンガを出ることは初めてでした。
「ミロンガの後、話すって、何だろう？」
と、ちょっとドキドキしていましたが、
どうやら、彼女は結構真剣に考えていたようです。
結局、彼女の回答は、
「Si(Yes)」
でした。
「スンデルランドは結構遠いので、
私の住んでいる場所にスペースがあるからそこで練習してもいいわ」
とも言ってくれましたが、
「スンデルランドでの練習相手」というニュアンスが
ちゃんと伝わってなかったのかもしれません。
そして、次のスンデルランドのクラスは、一応「パレハ」として、
参加しました。
もちろん、他の人は全く知らず、お互い一人で来ていると思っています。
いつも来ている中年のおじさんは、今回のクラスにも一人で来ていました。
自分が最初のウォーキングを練習していると、
Bさんが少し遅れて到着しました。
「お、ちゃんと来た」と思い、少しホッとしました。
しかし、ウォーキングの練習が終わりかけた時、
なんと久しぶりにAさんも来ました。。。
もちろん、Aさんは自分とBさんがパレハになっていることを知りません。
「い、嫌な予感が、、、」
そんな中、パレハ（ペア）での練習が始まりました。
Bさんは終始とても真剣な表情で、踊っていましたが、
どこか、自分を試しているような、踊り方をしていました。
少しうまく行かないと、ため息を吐いたり、首をかしげたり、
いつもと雰囲気が少し違いました。
こういう踊り方をされると、つまらなくなります。
そして、数曲踊ったあと、
「やっぱりあなたとはパレハとして踊れないわ。
私はもっと高いレベルの男性と練習したい。
私が意図していこと、分かるよね？」
と突然、パレハ解散を一方的に宣言されました。。。
折角、頑張ろうと思っていた矢先のことだったので、
思ったより早くパレハ解散となり、ショックを受けました。
そして、次の瞬間、
「そこまで上手い訳じゃないのに、、、
くっそーー！」
と悔しさがこみあげてきました。
大人な世界なので、言葉や表情には出しませんでしたが、
流石にをパレハ解散宣言の直後は、Bさんと踊るモチベーションがゼロになり、
どうしていいか、わからなかったので、
とりあえず、「ちょっと休憩しよう」と言って、
自分は椅子に座りました。
Bさんも自分の様子を少し察して、反対側の方に行って、
友人や先生と話し始めました。
すると、
そんな修羅場があったことなんて、全く知らないAさんが、
いつも一人で来る中年のおじさんと数曲、踊り終わって、
「久しぶりー！元気ー？」
と話しかけながら、自分の隣に座ってきました。
「これはマズイ、、」
完全にAさんの存在を忘れていました。
すると、やっぱり、
「一緒に踊らない？」
とAさんが聞いてきました。
基本的に、パレハと一緒に踊りに来る場合は、
そのパレハとしか踊りません。
これには、戸惑ってしまい、Bさんの方をちらちらみながら、
何も回答できずにいると、
「あの子(Bさん)と踊らなくちゃいけないの？」
と直球で、聞かれました。。。
続く！
以上です。
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