アルゼンチンに行くことを考える時に、まず考えることは、
「治安」
です。
「アルゼンチンって治安悪そう、、、」
とよく言われますが、
結論から先に言うと、
「防犯対策をしながら、危ない時間と場所を避ければ、治安は悪くない」
です。
日本と比べたら、ほとんどの外国が治安が悪いことになってしまうので、
平和ボケしている日本人は、日本にいる時の感覚で行動したら、
どの国に行っても、格好の餌食です。
他の中南米諸国と比べたら、アルゼンチンが治安はいいのですが、
「治安が良い」と言ってしまうと、人間、安心して、油断してしますので、
敢えて「治安は悪くない」と言っています。
今回は、これまでの自分の経験を元に、
自分でできる防犯対策を具体的に紹介します。
YouTubeの動画でも解説しています。
<その1>
<その2>
<犯罪の種類>
1、強盗・スリ
これが一番多いので、注意する必要があります。
アルゼンチンでは、「モトチョロ(motochoro)」と呼ばれるバイクでの路上強盗が多発しています。
銃を所持している場合もあるので、厄介です。
地下鉄、列車、バスでも、油断していると、一瞬で財布や携帯を取られてしまします。
2人以上のグループでの計画的な犯行がほとんどです。
2、殺人
反政府勢力やマフィアなどが、警察と衝突して、死者が出ることがありますが、
危険な場所に行かなければ、遭遇する可能性は非常に低いでしょう。
3、強姦
他の国同様、強姦はありますが、特に多いわけではありません。
危険な場所に行かなければ、遭遇する可能性は非常に低いでしょう。
4、テロ
イスラーム過激派などのテロがあったことは、近年一度もありません。
過去に発生したものとしては、1992年及び1994年のブエノスアイレス市内における
イスラエル大使館及びイスラエル共済組合会館の爆破事件のみです。
さて、ここからが具体的な防犯対策です。
よく頭に入れてください。
<具体的な防犯対策>
1、「道を歩く時は早歩き」
これはかなり有効だと思います。強盗がまず狙うのは、トロトロ歩いている人です。
早く歩くと、後をつけられにくいです。
外にいる時は、常に実践しています。
2、「時計はつけない」
狙われやすいものの一つが時計なので、付けていなければ彼らのターゲットから外れやすいです。
3、「財布は使わない」
財布を出す瞬間やしまう瞬間を狙っている人がたくさんいるので、
いっそうのこと、財布自体を持たないようにしましょう。
現金をポケットにそのまま入れておけば、財布がなくなることはありません。
4、「派手な格好はしない」
着ている服装が、強盗対象の判断材料となります。
いかにも貧乏そうな服装をしていれば、まず近寄ってこないでしょう(笑)。
5、「歩道でも車道に近い方を歩かない」
モトチョロは、車道から歩行者を狙ってくるので、
車道側ではなく、建物側をなるべく歩きましょう。
6、「道路の進行方向と反対方向に歩くようにする」
これも細かいですが、非常に有効です。
バイクを利用した強盗は、後ろから襲ってくる場合がほとんどなので、
一方通行が多いブエノスアイレスでは、道路の進行方向と逆に歩けば、
後ろから襲われることは極端に少なくなります。
7、「携帯電話は必要以上に手に取らない」
携帯電話を携帯しないのは難しいので、必要以上に手に取らないようにしましょう。
8、「お金は分けて、持っておく」
これは実際に取られてしまった場合に、お金を分散していないと、
その後の移動が非常に不便になります。
バッグ、ポケット、靴の中など、面倒臭いですが、
なるべく分散することをオススメします。
9、「人気のない道をあまり通らない」
人が多ければ、犯罪に巻き込まれる可能性も低くなります。
特に一人で歩く時は、大通りをなるべく選んで歩きましょう。
10、「ケチャップ強盗の手口に気をつける」
「ケチャップ強盗」とは、
「洋服にケチャップが付いていますよ」と話しかけられ、
その人がハンカチで拭き取ってくれた後、貴重品がなくなっていることに気づく、
という手口を使ったスリ。
実際に遭遇すると、なかなか対応が難しそうですが、こういうケースがあることを
頭の中に入れておくだけでも、心の準備ができるはずです。
11、「バックは背負わず、お腹の方で抱える」
背中は死角なので、お腹の方にバッグを抱えることで、
強盗・スリに対して身構えていることをアピールできます。
12、「夜の移動はなるべくタクシーを利用する」
ブエノスアイレス市内のバスは、24時間営業なので、
深夜でも利用可能ですが、本数が確実に減ります。
そのため、バス停で待つ時間が長くなるので、
待てば待つほどターゲットになる可能性も高くなります。
大通りのバス停で、他に待っている人がいれば、バスでの移動も可ですが、
降りた後、家まで歩くことを考えても、タクシーを使った方が確実に安全です。
特に夜一人で移動する時は、タクシーでの移動を強くオススメします。
13、「道端でたむろしているグループの近くを通らない」
こちらで暮らしていると分かりますが、
「なんか人相が悪そうな人たちが数人でたむろしているなぁ」
という場面に遭遇することがあります。
その場合は、さりげなく反対側の歩道に渡るか、
その道を歩くのを止めて、引き返すことをオススメします。
14、「定期的にキョロキョロ周りを見回しておく」
自分が注意して、歩いていることを周りにアピールできます。
特に、誰かの視線やつけられている感覚を感じた時には、有効です。
以上のことを意識して実践していれば、
犯罪に巻き込まれることは、かなり減少するはずです。
ポイントは、
「自分が強盗・スリを行うとしたら、どういう人を狙うか」
です。
ぜひ当事者の立場になって、考えてみてください(笑)。
<危険な時間>
間違いなく、「夜」です。
しかし、昼間だからと言って、強盗がいないわけではないので、
外にいる時は、常に注意する必要はあります。
<危険な場所>
「フローレス(Flores)」
ここには風俗街とスラム街があります。
風俗産業を牛耳るマフィアたちのカモにならないように、
近づかないようにしましょう。
ここには、有名なミロンガ(Salón El Pial)もあるので、帰りに歩くのは控えてください。
「ボカ(Boca)」
ボカは治安が悪くて、有名です。
スラム街があるので、夜の行動は控えましょう。
「パレルモ(Palermo)」
外国人も多く、オシャレなカフェやレストランがあるからこそ、
狙われやすいです。
「高速道路の周辺」
大きな高速道路を越えると、住宅の構えや雰囲気がガラッと変わります。
特に、「General Paz」「Panamericana」と呼ばれる高速道路の付近は、要注意です。
「バスターミナルや列車の駅周辺」
ブエノスアイレス市の郊外に住んでいる人たちが利用します。
郊外に住んでいる人たちは、貧しい人たちが多いので、
彼らが集まる公共交通機関の周辺は注意が必要です。
以上、自分の経験を元に話しましたが、
「最新情報がほしい」という方は、在アルゼンチン日本大使館が四半期に一回、
治安に関するレポートを発表しているので、一読してみてください。
邦人が巻き込まれた具体的なケースも紹介されています。
・治安情勢
http://www.ar.emb-japan.go.jp/itpr_ja/InfoSeguridadJP.html
・防犯対策
http://www.ar.emb-japan.go.jp/itpr_ja/SeguridadPFA.html
・海外安全情報(アルゼンチン)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0
以上のことを頭に入れて、実践していけば、必ずや楽しい生活が待っています。
「防犯対策をしながら、危ない時間と場所を避ければ、治安は悪くない」
以上です。
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