今回の話は、スペイン語です。
以前からラテンダンスに興味があったので、
スペイン語は断続的に学習していたことがありましたが、
中南米の中で「発音がきれい」と言われる「グアテマラ人」がずっと先生でした。
ちなみに、グアテマラは、メキシコ・ホンドュラス・エルサルバドル・ベリーズに囲まれた、
中米の国です。
さて、どんな違いがあるのか、少しずつ説明します。
1、「スペインのスペイン語」と「中南米のスペイン語」の違い
まず、「スペインのスペイン語」と「中南米のスペイン語」の違いについて、
説明しましょう。
<発音>
スペインのスペイン語では、「z」、「c」が英語の「th」に近い発音になりますが、
中南米のスペイン語では、英語の「s」の発音になります。
<文法>
スペインのスペイン語では、「vosotros」が二人称複数の時に使われますが、
中南米のスペイン語では、三人称複数の時に使われる「ustedes」を併用します。
ここまでは、スペイン語を勉強した人なら、知ってる常識ですが、
アルゼンチンのスペイン語(ウルグアイも含む)は、他の中南米のスペイン語とも少し違います。
2、「アルゼンチン・ウルグアイのスペイン語」と「その他の中南米のスペイン語」の違い
<発音>
アルゼンチン・ウルグアイでは、「y」「ll」の発音が、英語の「sh」の発音になります。
他の中南米では、スペインと同様で英語の「y」や「j」に近い発音になります。
<文法>
アルゼンチンやウルグアイには、「voseo」という文法があり、
二人称単数の時に「vos」という単語を使います。
一方、他の中南米では、「tu」、「usted」を基本的に使います。(一部例外あり)
この「vos」が厄介なところは、「voseo独自の活用」があることです。
別途詳しく説明しますが、
「直説法現在」「接続法現在」「命令形」が、「tu」の活用と異なります。
また、もう一つの大きな違いは、使う単語です。
アルゼンチン・ウルグアイでは、イタリア系移民が多かったので、
その影響が、彼らのスペイン語の中に大きく現れています。
通称、「Lunfardo(ルンファルド)」と呼ばれて、
彼らが話す主要言語となっています。
実は、アルゼンチンタンゴの曲の歌詞の中にも、
「ルンファルド」がたくさん使われています。
「ルンファルド」に関しては、別途詳しく説明します。
そして、アルゼンチン・ウルグアイでは、
自分自身の言語を「Castellano(カステシャーノ)」と呼びますが、
他の中南米では、「Español(エスパニョール)」と呼びます。
「Castellano」とは元々、スペインのカスティーリャ地方(Castilla)の言語だったものが、
植民地化により、アルゼンチン・ウルグアイを中心とする中南米に広まったと
されています。
ここまで、大きな違いを説明してきました。
中南米は広いので、一概に使用言語を国単位で括ることは難しいのですが、
アルゼンチン・ウルグアイのスペイン語が、他の中南米のスペイン語と、
かなり違うことは、中南米の常識となっています。
スペイン語を「español」としか習っていなかった自分が、
アルゼンチン到着初日に、空港まで迎えに来てくれたホストファミリーのお父さんに、
「lluvia(シュビア)」、「castellano(カステシャーノ)」の話をされて、
その単語を理解するのに時間がかかった、という思い出があります。
(「lluvia」は「雨」という意味ですが、「ジュビア/ユビア」という発音でしか習わなかったので、
理解に時間がかかったという意味です。)
以上、これらが「アルゼンチンのスペイン語」の導入編です。
次回以降、詳しく説明してきます。
以上です。
アルゼンチンへの格安航空券は、「Skyticket(スカイチケット)」がオススメです。
アルゼンチン格安ホテルの予約はアゴダがオススメです!
「にほん ブログ村」に登録してます。
応援いただける方は、クリックお願いします。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
メールマガジンでも、同じ内容で発行していますので、興味ある方はご登録お願いします。
★メールマガジン登録★
http://www.mag2.com/m/0001616739.html
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆