ペルー・ボリビア旅行第二弾。
前回の記事はこちらから。
<1日目@クスコ>
クスコに到着。
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(今回利用したボリビアの航空会社)
当日宿泊予定のホテルに、予めタクシーを手配してもらったので、
空港から出ると、出口付近に自分の名前の紙をもった人が
待っていました。
いつも貧乏旅行していたので、こんな待遇、かなり久しぶりでした。
というのも、当日宿泊するのは、クスコではなく、
車で約1時間半走ったところにある「オジャンタイタンボ」という町でした。
前回も話した通り、標高差の問題で、
クスコは、リマやブエノスアイレスと比べて、どうしても標高が高いので、
飛行機などでいきなりクスコまで上がってしまうと、高山病になる危険が高いからです。
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(飛行機から撮ったクスコ市街地)
ということで、多くの観光客は、クスコで宿泊せず、
クスコとマチュピチュの間にある町で、クスコより標高の低い、
ウルバンバ(Urbamba)やオジャンタイタンボ(Ollantaytambo)に
宿泊するケースが多いです。
もしくは、マチュピチュの町に直行するケースもあります。
ホテルにお願いしたタクシーは、110ソル(約3,550円)で、
ネットで事前に調べた相場と同じくらいだったので、
安心して手配してもらいました。
(実際は、相場より安かったです)
ちなみに、
南米でホテルを探すときは、「booking.com」と「Hotel.com」を
両方調べて、条件に合うものを選んでいます。
今回泊まったのは、
「Hospedaje Kukuli」というホテル、というかホステル。
お湯がちびちびとしか、出ませんでしたが、
その代わり、オーナーのヴェロニカ(Veronica)さんは本当にいい人で、
色んなことをタダで手伝ってくれました。
さて、空港で待ってくれていた運転手の彼に、
道中で両替したい旨を伝えると、快諾してくれました。
空港でのレートは市内のレートより悪いので、
その土地をよく知っている人に、両替場所を聞くのが、一番です。
彼は自分がスペイン語が話せることがわかると、
色んなことを話し始めました。
その会話の中で、
「途中にあるChincheroは、アルパカ織物で有名で、
その製造工程を説明してくれますが、興味ありますか?
もし行くなら、少し地域に貢献してもらう必要があります。」
と聞かれました。
ここがインドだったか、警戒しますが、
第一に「タダ」ではなく、「少し地域に貢献してほしい」こと、
つまり「商品を買ってほしい」という意図を最初から伝えてきたので、
ちょっと安心しながら、とりあえず覗いてみることにしました。
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(デモンストレーションの様子)
アルパカの毛をどのように最終的な製品にしていくか、という過程を、
実際にデモしながら、見せてくれました。
あとでわかりましたが、確かに「チンチェロ(Chinchero)」という場所は
織物で有名のようです。
化学製品は一切使わず、染色する時も、その土地で取れる、植物などを
使っていました。
あと、最後にケチュア語で歌を披露してくれました。
製品は全てアルパカで作られていますが、子供のアルパカの毛の方が、
やわらかく、質が良いので、少し高いようです。
父は初日からお土産として、手袋を買っていました。
一つ買ったので、ok。
そこのお店には、
クイと呼ばれる動物が飼われていました。
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(家で飼われているクイ)
ハムスターのようで、可愛らいいのですが、
ペルーの人は、これを食べちゃいます、、、
言うなら、食用ハムスター。
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(外で飼われているアルパカ)
ホテルに着くと、オーナーのベロニカさんに、
「地元の人が行くレストランで、安くて美味しいところ」
を聞きました。
なぜかというと、
観光地の観光客用のレストランと、地元人用のレストランの価格差が
激しすぎるからです。
彼女は、「Asunta」という場所を紹介してくれました。
ホテルから近いというので、歩いてみました。
実際には、「Asunta」はレストランの名前ではなく、
市場の通称で、本当の名前は「San Pedro」でした。
その市場の3階にレストランがたくさんありました。
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(こちらは市場の中にある、レストラン)
お店の前に簡易な机と椅子が並んでいるという、シンプルな店構えで、
確かに地元の人しかいませんでした。
ペルーの料理は、お米が中心なので、食欲が湧いて、
たくさん食べてしまいました。
「Estofado de pollo」というチキンのソテーとご飯のセットを頼み、
しかも、調子に乗って、ビールも飲んじゃいました。
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(estofado de polloという料理)
クスケーニョと呼ばれる、クスコ産の地元のビールです。
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(地元のビール、クスケーニョ)
高山病で気をつけることは、
あまり食べ過ぎないことや、
標高が上がる移動時に深く眠らないこと、
ゆっくり歩くこと、
なのですが、
がっつり食べちゃいました、、、
しかも、こんだけ食べて、ビールも飲んで、「22ソル」。
日本円で、約700円。安すぎます。
腹ごしらえをしたので、ひとまずホテルに戻ります。
初日はなんと、早朝3時出発だったので、睡眠不足でした。
あとは、標高が高いこともあり、あまり無理をしたくないと、
父は休憩すると言って、ベッドに横になってしまいました。
自分は、昼食後に行った観光案内所で、
町中にある、大きな遺跡を紹介されたので、
父を残して、一人で行ってみることにしました。
「オジャンタイタンボ」という町は、非常に小さいので、全てが徒歩圏内です。
遺跡にもすぐに到着。
「70ソル」で周遊券を購入しました。
この周遊券は、周辺の町に点在する遺跡の入場券を含めていて、
当日含めて、2日間有効です。
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(遺跡の一部)
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(遺跡の一部)
入口から入ると、目の前には巨大な遺跡が立体的に広がり、
頂上まで、全て石の階段で上がる必要があることがわかりました。
こんなに高く、奥行きがある遺跡は今まで見たことがありませんでした。
ここは、インカ時代に作られた遺跡と言われています。
追加でガイドもつけられましたが、自分のペースで歩きたかったので、
つけずに一人で出発。
遺跡は17時までと言われ、時計を見ると、16時。
この遺跡の大きさから考えて、少し早歩きで回らないと、
見終わりそうにありませんでした。
階段一段の高低差が結構あるので、少し経つと、息を切らしました。
「はぁ、はぁ、結構疲れるなぁ、、、」
少し休憩しました、が、胸の中で聞こえる、心臓の速度は早いままです、、、
「あ、注意せずに、普通に早歩きしていたから、体がまだ高度に対応してないのかも、、、」
「そういえば、ビール飲んでから、あまり心臓の鼓動の速度が落ちてない気がする、、、」
嫌な予感がしました、、、
十数年前に中国留学中に旅行してた時に、
一度高山病にかかって、大変な目に遭いました。
その時の症状と非常に似ているのです。。。
ですが、もう途中まで来てしまったので、
歩くペースを遅くしながら、進み続けました。
一番上まで行くと、オジャンタイタンボの町全体を見下ろせます。
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(遺跡の上から撮った街並)
実際には、18時過ぎても遺跡は開いていたので、
早く歩いた意味がありませんでした。。。
その後、ホテルに戻り、
父と一緒に夕食を食べました。
ここには、インドを彷彿されるトゥクトゥクが走っており、
そのトゥクトゥクの兄ちゃんに、おすすめ地元レストランを聞きました。
そのレストランは、お昼ご飯を食べた市場の向かいにあるらしく、
とりあえず、そこに行ってみることに。
人があまり入っておらず、商売っ気のないおじさんが注文を受けていました。
しっかり食べて、18ソル(約580円)。
しかも、食後のアニス茶もついてきました。
「ペルー料理、安くて美味しい!」
心臓がバクバク鳴っていたことも忘れ、
初日から、旅行が楽しくなってきましたー
以上です。
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