【南米】ペルー・ボリビア旅行(2)ー「オジャンタイタンボ」って名前が長くて、とっても言いづらいが、いいところ Vol.396

ペルー・ボリビア旅行第二弾。

前回の記事はこちらから。

【南米】ペルー・ボリビア旅行(1)ー標高を考えながら日程を組みましょう Vol.393

2020.02.22

 

<1日目@クスコ>

クスコに到着。

(今回利用したボリビアの航空会社)

 

当日宿泊予定のホテルに、予めタクシーを手配してもらったので、

空港から出ると、出口付近に自分の名前の紙をもった人が

待っていました。

 

いつも貧乏旅行していたので、こんな待遇、かなり久しぶりでした。

というのも、当日宿泊するのは、クスコではなく、

車で約1時間半走ったところにある「オジャンタイタンボ」という町でした。

 

前回も話した通り、標高差の問題で、

クスコは、リマやブエノスアイレスと比べて、どうしても標高が高いので、

飛行機などでいきなりクスコまで上がってしまうと、高山病になる危険が高いからです。

(飛行機から撮ったクスコ市街地)

 

ということで、多くの観光客は、クスコで宿泊せず、

クスコとマチュピチュの間にある町で、クスコより標高の低い、

ウルバンバ(Urbamba)やオジャンタイタンボ(Ollantaytambo)に

宿泊するケースが多いです。

 

もしくは、マチュピチュの町に直行するケースもあります。

ホテルにお願いしたタクシーは、110ソル(約3,550円)で、

ネットで事前に調べた相場と同じくらいだったので、

安心して手配してもらいました。

(実際は、相場より安かったです)

 

ちなみに、

南米でホテルを探すときは、「booking.com」と「Hotel.com」

両方調べて、条件に合うものを選んでいます。

 

今回泊まったのは、

「Hospedaje Kukuli」というホテル、というかホステル。

お湯がちびちびとしか、出ませんでしたが、

その代わり、オーナーのヴェロニカ(Veronica)さんは本当にいい人で、

色んなことをタダで手伝ってくれました。

 

さて、空港で待ってくれていた運転手の彼に、

道中で両替したい旨を伝えると、快諾してくれました。

空港でのレートは市内のレートより悪いので、

その土地をよく知っている人に、両替場所を聞くのが、一番です。

彼は自分がスペイン語が話せることがわかると、

色んなことを話し始めました。

 

その会話の中で、

「途中にあるChincheroは、アルパカ織物で有名で、

その製造工程を説明してくれますが、興味ありますか?

もし行くなら、少し地域に貢献してもらう必要があります。」

と聞かれました。

 

ここがインドだったか、警戒しますが、

第一に「タダ」ではなく、「少し地域に貢献してほしい」こと、

つまり「商品を買ってほしい」という意図を最初から伝えてきたので、

ちょっと安心しながら、とりあえず覗いてみることにしました。

(デモンストレーションの様子)

 

アルパカの毛をどのように最終的な製品にしていくか、という過程を、

実際にデモしながら、見せてくれました。

 

あとでわかりましたが、確かに「チンチェロ(Chinchero)」という場所は

織物で有名のようです。

 

化学製品は一切使わず、染色する時も、その土地で取れる、植物などを

使っていました。

 

あと、最後にケチュア語で歌を披露してくれました。

 

製品は全てアルパカで作られていますが、子供のアルパカの毛の方が、

やわらかく、質が良いので、少し高いようです。

 

父は初日からお土産として、手袋を買っていました。

一つ買ったので、ok。

 

そこのお店には、

クイと呼ばれる動物が飼われていました。

(家で飼われているクイ)

 

ハムスターのようで、可愛らいいのですが、

ペルーの人は、これを食べちゃいます、、、

言うなら、食用ハムスター。

(外で飼われているアルパカ)

 

ホテルに着くと、オーナーのベロニカさんに、

「地元の人が行くレストランで、安くて美味しいところ」

を聞きました。

 

なぜかというと、

観光地の観光客用のレストランと、地元人用のレストランの価格差が

激しすぎるからです。

彼女は、「Asunta」という場所を紹介してくれました。

 

ホテルから近いというので、歩いてみました。

実際には、「Asunta」はレストランの名前ではなく、

市場の通称で、本当の名前は「San Pedro」でした。

その市場の3階にレストランがたくさんありました。

(こちらは市場の中にある、レストラン)

 

お店の前に簡易な机と椅子が並んでいるという、シンプルな店構えで、

確かに地元の人しかいませんでした。

ペルーの料理は、お米が中心なので、食欲が湧いて、

たくさん食べてしまいました。

「Estofado de pollo」というチキンのソテーとご飯のセットを頼み、

しかも、調子に乗って、ビールも飲んじゃいました。

(estofado de polloという料理)

 

クスケーニョと呼ばれる、クスコ産の地元のビールです。

(地元のビール、クスケーニョ)

 

高山病で気をつけることは、

あまり食べ過ぎないことや、

標高が上がる移動時に深く眠らないこと、

ゆっくり歩くこと、

なのですが、

 

がっつり食べちゃいました、、、

 

しかも、こんだけ食べて、ビールも飲んで、「22ソル」

日本円で、約700円。安すぎます。

腹ごしらえをしたので、ひとまずホテルに戻ります。

初日はなんと、早朝3時出発だったので、睡眠不足でした。

あとは、標高が高いこともあり、あまり無理をしたくないと、

父は休憩すると言って、ベッドに横になってしまいました。

 

自分は、昼食後に行った観光案内所で、

町中にある、大きな遺跡を紹介されたので、

父を残して、一人で行ってみることにしました。

 

「オジャンタイタンボ」という町は、非常に小さいので、全てが徒歩圏内です。

遺跡にもすぐに到着。

「70ソル」で周遊券を購入しました。

この周遊券は、周辺の町に点在する遺跡の入場券を含めていて、

当日含めて、2日間有効です。

(遺跡の一部)

 

(遺跡の一部)

 

入口から入ると、目の前には巨大な遺跡が立体的に広がり、

頂上まで、全て石の階段で上がる必要があることがわかりました。

こんなに高く、奥行きがある遺跡は今まで見たことがありませんでした。

ここは、インカ時代に作られた遺跡と言われています。

 

追加でガイドもつけられましたが、自分のペースで歩きたかったので、

つけずに一人で出発。

遺跡は17時までと言われ、時計を見ると、16時。

この遺跡の大きさから考えて、少し早歩きで回らないと、

見終わりそうにありませんでした。

 

階段一段の高低差が結構あるので、少し経つと、息を切らしました。

「はぁ、はぁ、結構疲れるなぁ、、、」

少し休憩しました、が、胸の中で聞こえる、心臓の速度は早いままです、、、

「あ、注意せずに、普通に早歩きしていたから、体がまだ高度に対応してないのかも、、、」

「そういえば、ビール飲んでから、あまり心臓の鼓動の速度が落ちてない気がする、、、」

嫌な予感がしました、、、

 

十数年前に中国留学中に旅行してた時に、

一度高山病にかかって、大変な目に遭いました。

その時の症状と非常に似ているのです。。。

 

ですが、もう途中まで来てしまったので、

歩くペースを遅くしながら、進み続けました。

一番上まで行くと、オジャンタイタンボの町全体を見下ろせます。

(遺跡の上から撮った街並)

 

実際には、18時過ぎても遺跡は開いていたので、

早く歩いた意味がありませんでした。。。

その後、ホテルに戻り、

父と一緒に夕食を食べました。

 

ここには、インドを彷彿されるトゥクトゥクが走っており、

そのトゥクトゥクの兄ちゃんに、おすすめ地元レストランを聞きました。

そのレストランは、お昼ご飯を食べた市場の向かいにあるらしく、

とりあえず、そこに行ってみることに。

 

人があまり入っておらず、商売っ気のないおじさんが注文を受けていました。

しっかり食べて、18ソル(約580円)。

しかも、食後のアニス茶もついてきました。

 

「ペルー料理、安くて美味しい!」

心臓がバクバク鳴っていたことも忘れ、

初日から、旅行が楽しくなってきましたー

 

 

以上です。

 

 

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続きを読みたい方はこちら

【南米】ペルー・ボリビア旅行(3)ーいよいよマチュピチュ、しかし事前準備は確実に Vol.399

2020.04.03