最近は週3回ジムに行っています。
タンゴで必要な筋肉はどこなのか、いろいろ研究しています。
あくまで個人的な意見なので、100%正しいとは保証できませんが、
今回は、タンゴをよりうまく踊るために、
1、どういう時に
2、どの筋肉が必要で
3、どうすれば鍛えられるのか、
という3点を説明していきます。
1、アブラッソ(抱擁)
アブラッソの前に、まずどのような姿勢が望ましいか、
という議論になりますが、
最近のブエノスアイレスでよく言われる言い方は、
「背中でリードする」
だそうです。
自分なりに解釈すると、
「広背筋でリードする」
ということになります。
リードやアブラッソの前に、正しい姿勢を作りますが、
その時に、「広背筋」を使う必要があります。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2018/04/kouhaikin.jpg)
(写真は、背筋の種類。)
普段の生活で広背筋を意識して使うことは非常に少ないため、
使い方がわからない人は多いのですが、
正しい姿勢を具体的に説明すると、
「肩を軽く後ろに入れ、胸を適度に貼り、お腹をできるだけ凹ませる」
ようなイメージです。
そうすると、結果的に広背筋が伸びてくるはずです。
バレエでいうなら、
バレエの基本姿勢で、骨盤だけを前傾からニュートラルに戻した状態に
近いと言えます。
また、モデルのウォーキングの姿勢にも近いと言えます。
広背筋を鍛えることによって、
余分な筋肉を使わず、あまり疲れずに、
綺麗な姿勢を保つことができます。
姿勢や歩きが、全てと言ってもいいタンゴにおいて、
この筋肉の強化は必須でしょう。
「どうやって鍛えるか?」
初心者へのおすすめは、
・マシーンを使ったトレーニング(ラットプル、ロープーリー)
です。
動画を見た方が早いので、動画も併せて紹介します。
「ラットプル」
「ロープーリー」
ある程度筋肉がついてきた人は、
・ぶら下がり棒で自重を使ったトレーニング
がオススメです。
グリップの位置で、刺激される筋肉が違ってくるので、注意が必要です。
2、歩き(カミナータ)
「力強く、安定して」歩くためには、
ふくらはぎ周りの筋肉(下腿三頭筋)を鍛える必要があります。
具体的には、下腿三頭筋の中でも、
「ヒラメ筋」「腓腹筋(ひふくきん)」「前頸骨筋」「長腓骨筋(ちょうひこつきん)」
を鍛える必要があります。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2018/04/katai-300x199.jpg)
(写真は、下腿三頭筋の種類。)
「ヒラメ筋」「腓腹筋(ひふくきん)」
つま先を足裏に向ける動作(底屈)や足裏を内側に回転する動き(内転)
「前頸骨筋」
つま先を足の甲に向ける動作(背屈)
「長腓骨筋(ちょうひこつきん)」
足裏を外側に回転する動き(外転)
この中で、特に重要なのが、「ヒラメ筋」「腓腹筋(ひふくきん)」で、
オススメのトレーニングは、
・自重を使ったカーフレイズ(片足ずつ)
です。
タンゴでは、基本どちらかの片足で立っている場合がほとんどなので、
片足でのトレーニングはかなり実践的です。
3、リード&フォロー
リードを伝える、リードを受け取るために、
重要なのは、「体のコア」となります。
コアというと、腹筋や背筋を思い浮かべますが、
タンゴは体をツイストすることが頻繁にあるため、
「腹斜筋」(内腹斜筋と外腹斜筋)
を鍛える必要があります。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2018/04/fukusyakin-300x200.jpg)
(写真は、腹筋の種類。)
オススメは、
・マシーンを使ったトレーニング(ロータリートルソー)
です。
「ロータリートルソー」
これによって、上半身と下半身をうまく別々に動かしたり、
体のツイストを素早く使うことができます。
以上が、「タンゴのための筋トレ基礎編」です。
うまいダンサーになるために、
まずはここから始めてみてはいかがでしょうか。
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