一部の情報を更新・修正(2020年4月20日)。
ブエノスアイレス郊外にある「エセイサ国際空港(Aeropuerto Internacional de Ezeiza)」は、
ブエノスアイレス市内から、約25km離れています。
にもかかわらず、現在(2020年4月)に至るまで、
市内と空港を結ぶ列車がありません。
そのため、空港から市内まで移動するために、
車（タクシーやバスを含む）を必ず使用しなければなりません。
「荷物があるので、どうやって行くのが一番安全？」
「お金はないけど、時間はあるので、移動を安く済ませたい」
「コスパの高い移動は何？」
という要望に応えるため、独自に調査してみました。
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ちなみに、空港の正式名称は、「Aeropuerto Internacional Ministro Pistarini」
で、建設が決定した当時の建設大臣ピスタリニ氏にちなんで、名付けられましたが、
誰か使っているのを、一度も聞いたことがありません(笑)。
「空港から市内への移動」
１、タクシー・REMIS・Taxi Ezeiza
多くの人が使う、一般的な移動方法です。
タクシーにはメーターがついているので、騙されることはありませんが、
費用は一番高いです。
空港から出るとすぐに、たくさんの黒と黄色のタクシーが待ち構えているので、
すぐに移動可能です。
しかし、この一般的なタクシーが本当に登録されたタクシーなのかを
判断する基準がありません。
中には悪い白タクがいて、事件に巻き込まれるかもしれません。
そこで、より安全な2つの配車サービス会社を紹介します。
Tienda Leónという会社が提供する「REMIS」と
「Taxi Ezeiza」いうタクシーの配車サービスがあります。
空港内のブースで乗車までに支払うか、
事前にオンラインで決済を済ませておくか、
2通りの先払いで、どちらの会社でも、配車を予約可能です。
＜REMIS＞
http://www.tiendaleon.com/articulo/REZECEN/
＜Taxi Ezeiza＞
サービス内容はほとんど変わりませんが、
「Taxi Ezeiza」の方が評判が良いようです。
しかも、例えば空港から市内中心までの料金を比較してみると、
「REMIS」が「1200ペソ」、「Taxi Ezeiza」が「1000ペソ」と、
「Taxi Ezeiza」の方が安いです。（2018年9月時点）
２、UBER・Cabify
「UBER」のアプリをダウンロードする必要がありますが、
これを利用すると、
「１、事前に費用がいくらかかるか分かる」
「２、目的地を先に入力するので、運転手が迷うことはない」
「3、通常のタクシーより安い」
「４、日本のクレジットカードで決済可能」
というメリットがあります。
時間帯や場所によって、上下しますが、「500-800ペソ」というイメージです。
空港内にある「Personal」というFree wifiを利用すれば、
携帯にアルゼンチンの通信会社のSimが入っていなくても、配車を予約可能です。
しかし、UBERが来れる場所が、空港の駐車場付近になっているので、
そこまで少し歩く必要があり、かつそこではfree wifiが入らないので、
少しリスクはあります。
UBER以外に、「Cabify」というアプリもあります。
使用したことはないですが、使い方はUBERとほとんど同じようです。
３、Tienda Leónのバスとタクシー/地下鉄の併用
こちらも場合によっては、お得な併用方法です。
空港と市内を走る唯一の私バスである「Tienda León」を使うと、
「Puerto Madero」まで、「310ペソ」で行くことができます。
（写真は、実際のバス）
実際には、住所が「Av. Eduardo Madero 401」の「Tienda León」の
バスターミナルまで行く必要があります。（Luna ParkやCCKのすぐ近くです）
＊以前は住所が「Madero 1299」でしたが、2020年4月時点で移動しています
目的地がこのターミナルに近ければ、ここからタクシーを捕まえて、
目的地に行くことによって、交通費を少し浮かせることができます。
地下鉄が近ければ、そちらの方が安いですが、移動は煩雑になります。
こちらも事前にオンラインで決済するか、空港内のブースで事前に支払う
ことによって、バスを利用できます。
http://www.tiendaleon.com/articulo/BEZEMAD/
（写真は、予約後のバス詳細のメール）
４、公共バス
現在「8A」というバスが空港と市内の間を走っています。
（写真は実際の「８」番バス）
費用は「20ペソ」と一番安いのですが、２つの問題があります。
（１）バス利用には「SUBE」というカードを購入する必要がある。
（２）移動時間が3時間以上かかる
大きな荷物を持っていたり、夜に移動したりする時などはオススメできません。
かつ、バス停がどこにあるか、また、SUBEカードが空港で購入できるか、
が確認できていないので、
それでも興味がある方のみ空港で確認してみてください。
「市内から空港までの移動」
１、タクシー・REMIS・Taxi Ezeiza
「空港から市内までの移動」のケースとほとんど変わりませんが、
個人的には「Taxi Ezeiza」をオススメします。
フライトは事前に決まっているケースがほとんどなので、
事前にオンラインで決済して、予約しておけば、当日時間通りに来てくれます。
２、UBER・Cabify
「空港から市内までの移動」のケースとほとんど変わりませんが、
アルゼンチンのUBERは事前に時間指定の予約ができないので、
当日の出発の少し前に予約する必要があります。
また、ドライバーによっては、乗客の搭乗を拒否することも結構あるので、
「時間に余裕を持って、配車する」ことを強くオススメします。
３、Tienda Leónのバスとタクシー/地下鉄の併用
これを使うと、基本的に「１」や「２」よりも安く済みます。
タクシーや地下鉄で、Tienda Leónのバスの出発地点まで行って、
そこからバスで空港に向かいます。
出発地点は空港からの到着地点と同様「Av. Eduardo Madero 401」です。
（写真は、バスの出発地点）
４、公共バス
「空港から市内までの移動」のケースと同様で、
「20ペソ」という破格のコストで空港まで行けますが、時間はかなりかかるので、
辛抱が必要です。
５、列車と公共バスを併用
「Constitución」駅から「Ezeiza」行きの列車に乗り、
空港に一番近い「El Jagüel」駅で下車し、そこから「51C」のバスに乗って、
空港まで行く方法です。「36ペソ」ぐらいで行けます。
到着することは可能ですが、相当暇でない限り、オススメできません。
以上、空港と市内の間の交通事情を紹介しました。
個人的なオススメは「２、UBER・Cabify」です。
日本では馴染みのないアプリを使った配車サービスですが、
他の国では、結構使われています。
ブエノスアイレス市内でも使えるので、
一度UBERの使い方に慣れると、市内でもかなり楽に移動できます。
ブエノスアイレスで楽しい生活を送るためにも、
空港から市内までの移動は、確実に問題なく、済ませたいところです。
ぜひ、これらの交通手段を参考にしてみてください。
ちなみに、私は家が地下鉄の駅から近いので、
いつも地下鉄一本でTienda Léonまで行き、そこからバスを利用しています。
以上です。
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