昨日はアブラッソについて考えたら、1日終わってしまいました。
そんな日もありますね(笑)。
今回もアブラッソについてです。
前回は、アブラッソの組み方は大きく分けて2つあり、
オープンなアブラッソを取り入れるスタイルが主流になっている、
と紹介しました。
ここで、タンゴのスタイルを紹介します。
但し、タンゴのスタイルの明確な定義があるわけではないので、
ここでは「アブラッソの組み方」という点から、独断と偏見で、
現存する(現在も踊られている)、タンゴのスタイルを紹介します。
1、サロンスタイル(SALON)
現在、多くの先生が教えているスタイルで、
一番広く踊られている踊り方です。
ミロンガでも気軽に踊れるし、見た目も綺麗に見えるというスタイル。
アブラッソの組み方は非常に自由です。
「ヌエボスタイル」と呼ばれているものも、ここに入ります。
後述の「2」と「3」以外のスタイルが、これに当てはまると
言ってもよいかもしれません。
2、ミロンゲーロスタイル(MILONGUERO)
こちらは最初から最後までクローズドなアブラッソを保って踊るスタイルです。
こちらは見た目はあまりよくないのですが、
踊っている人は小さいステップで、リズムに乗りながら、
場所をあまり取らずに、楽しく踊ることができます。
難しいことはあまりせずに、激しく踊らないので、
年配の方がこのスタイルで踊っているのをよく見かけます。
「Silvia & Tete」はこのスタイルで有名なダンサーです。
3、カンジェンゲ(CANYENGUE)
1920-30年台に流行ったスタイルです。
男性と女性がVの字で組み、男性の左手と女性の右手の組み方も
大きく異なります。
このスタイルで踊っている人をたまに見かけます。
ここまではよく目にしたり、耳にしたりしますが、
これから流行るとしたら、
「クローズドなアブラッソを保つサロンスタイル」
でしょう。
簡単に言うと、「1」と「2」を足して、2で割ったものです。
つまり、「見た目重視(パフォーマンスに適した)にも関わらず、
クローズドなアブラッソを保ったまま踊る」という踊り方です。
これは正直かなり難しいです。
なぜなら、オープンなアブラッソでできたテクニックを、
クローズドなアブラッソの中でやろうとすると、
非常に限られた空間の中でやらなければならないからです。
本当の実力が試されると言ってよいでしょう。
このスタイルの長所は、
「混んでいるミロンガでも綺麗に踊れる」
ことでしょう。
「このテクニックを習ったけど、実際のミロンガでは使えない。。。」
と思ったことがある人は多いはず。
もちろん、絶対クローズドなアブラッソを保たなければならないわけではなく、
敢えて少し離れる場合もありますが、稀です。
このスタイルで、最近人気のあるペアを紹介します。
「Maja & Marko」というクロアチアのペア。
おそらく、ここまでのレベルに到達するためには、
相当のディソシエーション(日本語で「体の分離」という意)が必要です。
Majaの上半身はほとんどブレることないのに、
下半身がものすごく動いています。
もう一つのペアは、前回も紹介した「Carlos Espinoza & Noelia Hurtado」。
2018年に東京に来た時の動画です。
ダイナミックさは、少し限られてしまいますが、
お互いの距離が、最初から最後までほとんど変わりません。
一見簡単に踊っているように見えますが、
スーパー難しいです。。。
最後のオススメの動画を紹介します。
こんな風に踊れたらいいですね〜
みなさんもぜひ挑戦してみてください。
以上です。
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