【アルゼンチンタンゴ】アブラッソをどう組むか(1)ー究極の選択と最近の流行り Vol.288

前回の話でアブラッソについて話しましたが、

今回はそれを発展させた話。

【アルゼンチンタンゴ】タンゴの本質、abrazo(アブラッソ)に関する自分なりの考察 (1)ー背中で見せる! Vol.287

2018.07.19

 

まずは二つの動画をご覧ください。

 

これは最近人気のあるペア2組です。

最初は「Sebastian Arce & Mariana Montes」というペア。

 

こちらは「Carlos Espinoza & Noelia Hurtado」というペア。

どちらも素晴らしいパフォーマンスですが、

おそらく1番目の方がダイナミックな動き、

2番目の方がコンパクトな動き、をしているように感じるでしょう。

 

この2ペアの大きく異なる点は、

「アブラッソをどう組むか」

です。

 

「ペアの間(アブラッソ)の空間がどうなっているか」という点を

念頭に置きながら、もう一度動画を見てみてください。

 

すると、

一番目の方は、状況に応じて、空間が広がったり、

狭まったりするのに対して、

二番目の方は、状況に関わらず、ほとんど空間がありません。

 

この「アブラッソをどう組むか」という点は、

「タンゴをどのように踊るか」という本質的な事と、

非常に密接に関係してきます。

 

 

前回お話した「アブラッソ」は、

ペアの間の空間がない、つまり、「クローズドなアブラッソ」と言えます。

このアブラッソを以って、初めて踊り始めることができます。

 

一方、ペアの間の空間がある、つまり「オープンなアブラッソ」は、

非常に自由度が高いアラブッソの形で、ペアの間に空間ができるため、

ある程度の空間を必要とする、大きな動きを入れることができます。

だからこそ、1番目のような、ダイナミックな踊りをすることができます。

 

最近の流行りは、1番目のような、ダイナミックな踊りです。

つまり、オープンなアブラッソを取り入れる踊り方です。

もちろん、ずっとオープンではなく、

状況に応じて、クローズドのアブラッソもします。

 

どうしても、所謂「見せるタンゴ」を踊るためには、

観客が驚くような、迫力のある、動きの大きなタンゴになってしまうのは、

仕方ないかもしれません。

 

この迫力のあるタンゴを何個か紹介してみます。

こちらは元世界チャンピョンの「Sebastian Jimenez & Maria Ines」

 

こちらは日本でおなじみの「Diego Orteha & Aldana Silveyra」のペア。

いかがでしょうか?

迫力があり、素早い動きに目を奪われてしまいます。

 

 

このようなタンゴが現在、流行っていますが、

実は、これから流行るのではないかと、

密かに一人でワクワクしているスタイルがあります。

 

そもそも、タンゴにはどんなスタイルがあるのか、を含めて

次回に紹介しまーす。

 

 

 

以上です。

 

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