今年(2017年)もディワリ(10月19日)の季節がやってきました。
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(写真は、本来のディワリの様子。)
インド人にとって、一年で一番大切なお祭りです。
去年(2016年)も話した通り、ディワリと花火や爆竹の関係性は無いのですが、
毎年この時期になると、爆竹や花火の大量使用により、大気汚染の問題が発生します。
去年(2016年)は、「デリー市市長」が舵を取って、大気汚染防止の政策を
打ち出していましたが、今年はなんと「最高裁」が先手を打ちました。
Supreme Court drops a bomb this Diwali: Apex court bans sale of firecrackers in Delhi-NCR till 1 November
最高裁は10月9日に、ディワリ前後の深刻な大気汚染を防止するため、
デリー首都圏内での爆竹の販売を11月1日まで禁止することを発表しました。
これによって、実質的にディワリ当日に爆竹や花火を使うことができなく
なりました。
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(写真は、今年も並ぶ予定だった爆竹・花火の商品。)
実際に、マーケットに行っても、爆竹や花火を販売しているお店が
見当たりませんでした。
ディワリ前日までもほとんど爆竹の音を耳にすることもありませんでした。
このままいけば、クリーンディワリが楽しめると期待していましたが、、、
ここで期待をあっさりと裏切るのが、ここインドです。
50億ルピー(約85億円)分の爆竹が在庫され、販売できずに残っているとも
言われており、そんな大きな在庫を抱えた業者が、年に一度の稼ぎ時に、
爆竹を売らないわけがありません。
消費者は、業者からこっそり買ったり、デリー首都圏以外で堂々と買うことに
よって、結局爆竹はディワリ当日の深夜まで鳴り止みませんでした。
(なお、爆竹の「使用」は禁止されていません。)
去年と比較すると、少しはマシになっていましたが、焼け石に水であり、
PM2.5が878まで上昇し、大気汚染がひどくなったことには変わりありません。
Supreme Court’s cracker ban goes up in smoke on Diwali night in Delhi
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(写真は、スモッグで汚染されたデリー市内。)
段々と国民の意識も高くなってきていますが、クリーンディワリを過ごすためには、
あと数十年はかかるでしょう。
そして、また来年の同じ時期に同じようなことを書いているでしょう。(笑)
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