【タンゴクラス】海外で活躍するダンサー「Aoniken Quiroga & Noelia Barsi」のワークショップで感じたこと Vol.291

今回は、海外で活躍するダンサー「Aoniken Quiroga & Noelia Barsi」

のワークショップの話を紹介します。

 

「Aoniken Quiroga(アオニケン・キロガ)」というダンサーは、

2006年にタンゴ世界大会ピスタ部門で準優勝しており、

その実力が世界で認められながらも、個性的なスタイルで、

人々を魅了し続けています。

 

まずは、彼の動画をご覧ください。

最初の入りの足さばきが、常人の速さではありません。。。

 

一言でいうと、「規格外の体格ながら、ダンスがキレキレ」です。

ダンサーの一般的なイメージを覆すほど、彼のインパクトは大きい!

 

そのため、ファンも大勢おり、今回のアルゼンチン一時帰国に伴い、

6年ぶりにアルゼンチンでワークショップを開催する運びとなったようです。

 

彼は何回かパートナーが変わっていますが、

現在のパートナーは「Noelia Barsi」です。

彼女も世界で活躍するダンサーで、2017年にニューデリーに来たこともあります。

個人的には、今まで会ったダンサーで一番可愛かったです(笑)。

 

 

現在こちらで普段レッスンを受けている国内の先生たちも、

年に何回かは海外でワークショップを行って、外貨を稼いでいますが、

海外に拠点を設けて、活躍している国際的なダンサーが、

どんなワークショップをするのか、見たかったので、

今回ワークショップを受けてみました。

 

 

さて、彼らのワークショップは3回に渡って行われました。

1.5時間 x 3回(最終日のミロンガ入場料込)で、

650ペソ(約2925円)でした。

 

母国愛を感じる、不安定な経済状況を考慮した価格設定

と言ってよいでしょう(笑)。

 

彼らがワークショップで教えた「Figura(ステップの組合せ)」

こっそり限定公開で紹介します。

 

<1日目>

 

 

<2日目>


<3日目>

 

地元の人の期待値も高いので、

ちょっと工夫を凝らした、ちょっと難しいFiguraになっています。

 

 

 

そして、まだまだ要勉強のスペイン語でなんとか理解した中で、

重要だと思ったポイントを3点、挙げてみます。

 

1、カミナータ(歩き)の時、前進する足のひざを完全に伸ばす

このカミナータ論に関しては、個人的に同意しかねます。

タンゴのカミナータに関しては、十人十色の考え方があるので、

一流ダンサーである彼の考えからも、一理あるのでしょう。

 

 

 

2、テクニックではなく、相手との関係性が大事

皮肉なことに、こういうことを言う人ほど、

たくさんのテクニックを持っています。

彼もご多分にもれず、その一人です。

ですが、数多のテクニックを持っているからこそ、

初めてそういうことが言える、と捉えることもできます。

 

タンゴは、自分一人で踊っているわけではなく、

相手がいてこそ踊れるものであり、

相手とのコンタクトやコミュニケーションがあって、

初めてタンゴと言えるのでしょう。

 

改めて、「相手との関係性」が重要であることを再確認しました。

 

 

 

3、先生の技術をただコピーするのではなく、自身のユニークなバックグラウンドを

生かして、自分のスタイルを見つけることが大事

最終日のレッスンの最後のコメントで、一番良いことを言った気がします。

「いつ」タンゴを「どこ」で始めて、「どれくらいの頻度」で踊って、

「どの先生」に習って、「どういうスタイル」が好きで、、、など

身長が高い、低い、細身、体格が良い、、、など

一人一人のタンゴのバックグラウンドは異なります。

 

「これがタンゴのスタイルだ!」という絶対的なものは存在しないので、

自分のスタイルを見つけていくことになります。

 

 

最終日のミロンガでは、彼らのパフォーマンスがありました。

誰もYoutubeにアップロードしていないので、

別のイベントの、彼らの直近のパフォーマンスを少し紹介します。

ちなみに、この「Cristal」という曲(Mariano Mores作曲)は、

よくパフォーマンスで使われます。

 

 

さて、彼らのワークショップを取って、

「海外で活躍するダンサーたちのワークショップを取る必要がない」

という結論に至りました。

 

なぜなら、

・パフォーマンスが上手い人が、必ずしも教えるのが上手いとは限らない

・海外が拠点なので、継続して、教えることができない

・言い回しが違うだけで、伝えたい本質はほとんど同じである

からです。

 

 

この3日間のワークショップで、

Noeliaには名前を覚えてもらいましたが、

あとで結構年上であることが判明しました(笑)。

ダンサーの年齢は本当にわかりませんね、、、

 

 

以上です。

 

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