【インド】インドの最大のお祭り「ディワリ」と花火の関係は? Vol.193

インド最大のお祭り、「ディワリ」は、

ラクシュミー(Lakshmi)というヒンドゥー教の神様を祝う「光」のお祭りで、

毎年10月ごろに華やかに祝われます。

(写真は、ロウソクに火を灯している様子。)

この時期に買い物をすることが縁起が良いとされ、

この時期にたくさんの人々が、大きな買い物をします。

企業では、この時期が一年で一番の書き入れ時となるため、

「ディワリ商戦」と称して、色んな形で人々の購買意欲をかき立てます。

また、企業は従業員に、年に一回の「ディワリボーナス」をあげることが

風習となっています。

(インドの企業には、年1,2回の「ボーナス」という考え方がありません。)

さて、ディワリに向けて、各地で人々が溢れて、騒がしくなっていきますが、

当日は、ありえないぐらいうるさいです。

当日の夕方から深夜まで、花火が鳴り止みません。

本来のロウソクに灯された火と、花火が対照的で、違和感がありましたが、

ちょうど面白い文章を見つけました。(個人の意見で信憑性はわかりかねます。)

https://www.quora.com/What-is-the-connection-between-firecrackers-and-Diwali

「ディワリと花火は関係あるのか?」

結論は「ない」です。

要するに、ディワリの花火は1940年以降に商業的な理由から始まった流れで、

ディワリとは無関係です。

1940年に、インドで花火が合法的に作れるようになった後、

タミルナドゥ州のSivakasiという町の出身のAyya Nadarという人が、

花火の生産を始め、インドの花火産業を成長させるために、

うまくディワリに花火を盛り込んでいきました。

その後、人々の間で「ディワリの花火」が受け入れられていき、

インドの花火産業も急速に成長してきました。

その結果、Sivakasiは、インド最大の花火生産地となり、

1980年までには189もの工場があったようです。

(写真は、ディワリ時期に大量消費される花火。)

最近では、「光のお祭りだから」ということで、

「光」の装飾にこだわる家も増えてきました。

電気がなくて困っている人がいる一方で、

こんなところで電気を無駄使いしてはいけないと思いますが、、、

(写真は、ディワリ時期にライトアップされる家。)

<「ディワリ」に関する記事>

【インド】インドの決して笑えない風物詩②ーディワリの大気汚染 Vol.112

2015.11.11

【インド】インドのお祭り商戦の新しい流れーオンライン商戦 Vol.109

2015.10.18

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