自分がインドにいることをサルサ友達に話すと、
「インドのサルサってどんな感じなの?」
「今度出張でインドに行くから、ソーシャルに行ってみたいけど、どこに行けば踊れるの?」
と聞かれることがあります。
ということで今回は、サルサを含めたラテンダンスの最新インド事情について紹介していきます。
(1)サルサ On1
最初に入ってきたラテンダンス。
今でも主流であり、これが踊れれば、インド国内どこに行っても踊れます。
(2)バチャータ
インド人はなぜかバチャータが好き。
おそらく、サルサより簡単で、メロディーもロマンチックなものが多いからでしょう。
(3)メレンゲ
東京だと、El Cafe Latinoとかでよく流れますが、
インドではほとんど流れることはありません。
(4)ズーク
ズークがインドに入ってきた当初は、人気がありましたが、
キゾンバに押されてしまい、今ではズーク人口が減ってきている気がします。
教えられる先生が少ないのと、ソーシャルで踊る機会が少ないのも、原因でしょう。
(5)サルサ On2
インドで教えている先生がほとんどいないので、認知度は低いですが、
海外経験のあるインド人や外国人のおかげで、少しずつインドにも入ってきています。
今後、流行る可能性はあります。
(6)サルサ キューバン
インドでほとんど見ることはありません。
てか、キューバ人をインドで見たことありません。(笑)
(7)キゾンバ
2015年頃からインドに入ってきて、急速に広まり、
今ではラテンダンスの一つとして、インドで定着しています。
ゆっくりなロマンチックなテンポで、シンプルな踊りというのが、
インド人に受けているのでしょう。
キゾンバだけのソーシャルも、結構増えてきています。
(8)タンゴ
ここに入れるか迷いましたが、インドでも人気はあります。
但し、他のラテンダンスより難しく、男性があまり定着しないのが、問題ですが、
ある意味淘汰されて、個人的には心地よい場所となっています。
さて、ここからは、インドのラテンダンス(主にサルサ)の良い点・悪い点を述べていきます。
<良い点>
・ソーシャルの入場料がほとんどの場所でタダ
ー>インド人はケチなので、入場料が発生すると来ません。(笑)
・若い人が多い
ー>近年にこういうダンスがインドに入ってきたので、若者に受け入れられやすいです。
・コングレスでお金が集まるので、海外の有名なダンサーが来る
ー>経済がイケイケの国では、こうした現象が起きます。
・レッスンやコングレスの料金が比較的安い
ー>経済格差はまだあるので、先進国のそれと比べると、まだ安価です。
・インド各地でコングレスが頻繁に行われる
ー>現在では、大都市以外でも少しずつコングレスが開催されるようになっています。
・デリーNCR(首都圏)だと、毎日どこかでソーシャルのイベントがある
ー>いろんなレストランが会場を貸したがる、売り手市場なので、
どこでもイベントを開催することができ、その結果、毎日のようにイベントがあります。
(写真は、インドのソーシャルの様子。)
<悪い点>
・自分勝手な踊り
ー>女性のことを考えない強いリードや無理なディップ
ー>リードする前に勝手にフォローし始める女性。ターン中に指をにぎってきて、骨折寸前。
・女性が少ない
ー>男性が早く誘わないと、女性と踊れません。男祭り。
・ソーシャルで周りのスペースを気にせず、やりたいことをする人が多い
ー>自分のやりたいことだけやって、ぶつかっても謝らないこともあります。
・うまくなりたい人より、今を楽しみたい人が圧倒的に多い
ー>向上心が低すぎます。ここが一番の問題。だからオリンピックも弱い。
・結婚による女性の引退が早い
ー>これよって、うまい女性が定着しません。
・先生のレベルが低い
ー>海外経験がないどころか、Youtubeで習う先生もいます。
・人の入れ替わりが多い
ー>向上心が低いので、すぐに興味を失う人が多いです。
・ソーシャルの場所によっては、終わりの方にボリウッドダンスの曲をかけ始める
ー>プライドがないというか、そこは最後までラテン音楽であってほしいです。
・ソーシャルが始まる時間が遅い
ー>夜9時開始と書いてあっても、通常は10時ごろから始まります。
・基本的にリードが強い
ー>そのためフォローも力が入るので、リードする指がちぎれそうになります。
結論から言うと、自分はインドのサルサが好きになれませんでした。
特に、知らない人と踊って、楽しかったことがほとんどありませんでした。
しかも、インドはどこにいっても「政治」が付いて回ります。
例えば、
他のダンススクールで習うことを禁止する先生がいたり、
共同で教えていた先生が、独立し、生徒を引き抜いて、新しいスクールを作ったり、
普通の人が、いきなり「先生」になりだしたり、
コングレスを共同で行っていた人が、主催側の人ほとんどを引き抜いて、
新しいコングレスを立ち上げたり、
と、結構後先考えずに行動して、「修羅場」に直面するインド人たちをたくさん見てきました。
(写真は、インドのあるダンススクールの様子。)
ただサルサは好きだったので、
日本人向けにサルサのレッスンを定期的に行ったり、
無性にサルサが踊りたくなる時は、日本人の友人と一緒に踊りに行ったりしてました。
でも、「どうしてもデリー界隈でサルサを踊ってみたい!」という方、
自分が行った中で、一番よかったソーシャルを紹介しましょう!
現在インドのソーシャルに行くと、
サルサ、バチャータ、キゾンバが4:2:1ぐらいの割合でかけられるケースが多いです。
もちろんこの他にも、たくさんのサルサイベントが行われています。
facebookで「salsa」「Delhi」「Gurgaon」「social」などと検索すると、
たくさん出てくるので、自分の好きなイベントを見つけてみてください。
さらに、「デリー界隈でどうしてもサルサが習いたい!」という方、
一応サルサスクールを紹介します。
「Salsa India」
インドで初めてサルサを教え始めた「Kaytee」というインド人が始めたスクールです。
実は彼、サルサを始めたのが、日本だったみたいです。
彼のリードは若干強めですが、長年やってきた経験もあるので、
デリー界隈で始めるならここが無難です。
若干ネガティブな話になりましたが、
インドでも、サルサを始めとするラテンダンスが盛んなことを考えると、
世界中どこに行っても、ダンスは共通の言語ということですね!
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