前から気になっていたオルケスタが、ブエノスアイレスに帰ってきました。
名前は
「Orquesta Romantica Milonguera」
です。
（写真は、海外ツアーのビラ）
このオルケスタは、比較的新しいのですが、最近とても人気があり、
国内外問わず、引っ張りだこです。
今回は、「Villa Malcolm」で毎週土曜開催の「La Bruja Milonga」という
ミロンガのイベントで演奏されることになっていたので、行ってきましたー
（写真は、ミロンガイベントの広告）
人気のあるオルケスタだけあり、会場は満員でした。
（写真は、実際の演奏の様子）
今までのオルケスタと違う点を挙げてみます。
１、人数が多い
メンバーは「10人」！人数が多いと、演奏の厚みが出ます。
構成は、
ボーカル２名、バンドネオン３名、バイオリン３名、コントラバス１名、ピアノ１名。
バンドネオンが３人もいるオルケスタなんて、滅多にありません。
（写真は、実際の演奏の様子２）
２、ボーカルが２人もいる
ボーカルがいないオルケスタが多いにも関わらず、
このオルケスタには、「男性一人、女性一人の２名のボーカル」がいます。
デュエットもできるし、男性ボーカルが適した曲も、女性ボーカルが適した曲も、
演奏することができます。
３、若い
写真を見るとよくわかりますが、オルケスタの演奏者の年齢が比較的若いです。
しかも、女性が5名もいて、男女比は1:1。
今までのオルケスタは渋いおじさんのグループという印象が強かったので、
この若いグループは、一層目立ちます。
（写真は、アルバムの表紙）
４、ソーシャルメディアをうまく使っている
自分がこのオルケスタを知ったのも、友達のfacebookの投稿を見たからでした。
Youtubeの動画を見てみると、エンターテイメント性をかなり意識した作りになっています。
また、facebookの公式ページを見ても、見ているだけで面白い写真ばかりです。
さらに、実際の演奏でも、ボーカルが小道具を持っていたり、
観客を楽しませようとする姿勢が見えます。
（写真は、彼らの東洋風な広告）
動画をいくつか紹介します。
こちらの「Poema」が一番有名で、2017年ピスタ部門の世界チャンピョン
「German Ballejo & Magdalena Gutierrez」と共演してます。
こちらは男性が歌う曲「Todo es Amor」です。
こちらは、最新の曲「Perfidia」ですが、なんとレッスンを何回か受けたことのあるペア
「Eugenia Martinez & Oscar Colo Garcia」との共演でした。
演奏中は、もちろん踊っていいのですが、
踊っている人たちも、演奏に聞き入ってしまい、踊り始めるのが遅くなる、
という現象すら起きました。
（写真は、実際の演奏の様子３）
自分はこのオルケスタの演奏を聞きに来たのですが、
ミロンガの前のレッスンで仲良くなったオバちゃんに誘われ、
演奏中に踊ることになりました。
しかし、このおばちゃん、勝手に踊ってしまうタイプだったので、
折角の良い演奏だったのに、気持ちよく踊れませんでした、、、
でもオバちゃんは気持ち良さそうに、踊っていました。
まあ、こういう日もあります。。。
以上です。
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