7月26日開催予定だった屋外タンゴイベント「アイレリブレ」の延期を決定 Vol.416

先日発表した、屋外イベント「アイレリブレ」を延期することにしました。次にいつ開催するかも、現時点で未定となっております。

参加を表明して頂いた、たくさんの方には、このような事態となり、大変申し訳なく思っています。

この場を借りて、少しだけ経緯を説明させていただきます。

 


 

アルゼンチンタンゴのオンラインサークル「タンゴ2.0」鋭意活動中ー7月26日に一回目の屋外無料イベントやります Vol.415

2020.07.14

このイベントを発表してから、様々な意見を頂きました。肯定的なもの、否定的なもの。人それぞれ、コロナに対する考え方が違い、その上で、タンゴとどう向き合っていくかも違うため、どれが正しいとは一概には言えません。しかし、その中で共通していたのは、

「このような状況の中で、タンゴをどうやって存続していくか」

でした。

これに対しても、様々なアプローチが考えられます。タンゴというエンターテイメントを絶やさないために、経済活動を再開していく。タンゴの中で、クラスターが発生しないために、活動を最小限に抑える。どの答えも、間違っていないでしょう。

では自分ならどうするか?その中で考えて出した答えが、「屋外イベント」でした。

タンゴのコミュニティーの中では、この環境は「密閉」「密集」を避けることができて、スタジオよりは良い環境であると思いました。現に、この自粛期間に一部の先生が、外で踊られていたのを動画で見ました。

しかし、タンゴというペアダンスの性質上、例えマスクやフェイスシールドをしていたとしても、「密接」は避けることができず、それを公共の場で見せてしまうことにより、タンゴを知らない自粛厨が反応してしまい、場合によっては風評被害が出てしまう可能性がゼロではありません。

その点に関しては、もう少し考えてから判断しなければならなかったと反省しております。

もちろん、別に法律に触れることはしていないし、スタジオで踊っている人たちより、感染の可能性が低いでしょう。例え風評被害があったからといって、タンゴ自体が自粛ということにならないし、むしろそこまで考えている人の方が精神的に感染していると思う方もいるかもしれません。(東京の演劇舞台でクラスターが発生しても、他の舞台は営業する、という経済を優先させる、冷静な判断ができる時代になりつつある。)

しかし、昨今の一部の国民の異常なまでの拒否反応を鑑みて、今敢えて外で、しかも上野公園という人が多く集まる場所で、やる必要はないと判断しました。また、今の状態だと、気持ちよく開催できないという個人的な気持ちの方が大きな理由かもしれません。

 

正直な意見を直接伝えて頂いた方や、弊アイデアを支持してくださった方など、全ての方に感謝しております。この件に関して、ご迷惑をおかけした方には、この場を以って、深くお詫び申し上げます。

 

最後に、この場を以って、もう一度伝えたいことは、

「この新型コロナウイルスを社会が許容していない間に、タンゴを始めとする密接型ペアダンスの活動の中で、感染者が出てきた場合に、その個人や組織を責めるのではなく、その人たちをサポートし、それを教訓にして、生かしていく必要がある」

ということです。

 

日本人はすぐに犯人探しをします。自分が犯人になる可能性があることを忘れて。ウイルスもタンゴもなくなりません。経済活動と感染症対策のバランスが全てだと思います。

 

一刻も早く、日本社会が、「本当の意味で」、このウイルスを許容できるように、祈っています。

 

 

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