ちょっと前の話ですが、、、
アルゼンチンの下院で可決された「中絶合法化」のための法律が、
2018年8月8日に、上院にて、「賛成31票、反対38票」で、「否決」されました。
下院で可決された時のお話はこちらから。
(写真は、実際の議会の様子)
(こちらは、結果を図式化したもの)
当日は、中絶合法化賛成派と反対派が、
大統領府やプラザデマショ(Plaza de Mayo)を挟んで、対峙しながら、投票結果を待っていました。
投票結果を受けて、一部のデモ隊が治安部隊と衝突し、放火や投石などを行う事態も起こりました。
(写真は、投票結果を待つ賛成派と反対派)
今回のニュースで気になったことを3点、挙げてみました。
1、 記名制で、誰がどういう投票をしたかがわかる
(写真は、名前と投票内容が公開されている画面)
日本では「秘密投票(無記名投票)」で、投票の秘密が保証されていますが、
アルゼンチンでは、「公開投票」のようです。
これには、少しビックリしました(笑)。
日本の議員も、「○○に賛成です」と言いながら、
賛成の票を議会で、本当に入れているか、不明ですが、
公開投票なら、嘘はつけませんね(笑)。
2、議論の時間が長い
とにかく、審議の時間が長いです。
特に、このような世論を二分するようなテーマだと、
議員も話に熱が入ります。
結局、今回はこのテーマで「16時間」も議論がされました。
日本の国会での議論は、原稿が用意されて、議論自体が形骸化されているケースが少なくないので、
この点は、アルゼンチンをぜひ見習ってもらいたいです。
ちなみに前回の下院では「22時間」議論されています。
3、国民の若年層の関心も高い
中絶できずに苦しむのは、女性です。
今回の運動がここまで大きくなったのは、たくさんの若い女性が立ち上がったからです。
特に、中絶合法化賛成派の人たちは、積極的に「緑のネッカチーフ」をバッグやズボンに身につけて、
自分の意思を主張していました。
デモにも多くの若い女性が参加していました。
こういう運動は、必ず他のラテン諸国に影響を与えるでしょう。
(写真は、デモで集まる女性たち)
次回、議会で審議されるのは、「来年2019年」。
早くても、中絶合法化は2019年となります。
ラテンアメリカ諸国で初めての、中絶合法の国となるのでしょうか。
<参考文献>
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