南パタゴニア旅行、第4弾。
前回のお話はこちらから。
最初からご覧になりたい方は、こちらから。
<3日目@カラファテ>
出発が7時15分と、ありえないぐらい早かったので、本日も早起き。
費用は1200ペソ(約1,900円)でした。
(事前にホステルに予約してもらいました)
ミニバンがちゃんと予定通りに迎えにきて、
その後降ろされたのが、バスターミナルのようなところ。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_081357-1024x768.jpg)
そのまま、周りの流れに沿って、
二階建ての大きなバスに乗り込みましたが、
なんだか雰囲気が違うことを本能的に察知し、
添乗員のお姉さんに行き先を聞いてみると、「ペリトモレノ氷河」でした。
「これでは、前日の旅行に戻ってしまう」ということで、急いで降りて、
乗るはずのバス会社のカウンターに行くと、
バスがまで来ていないことが判明しました。
ホステル発行のクーポンだと、乗れないということで、
バス会社のカウンターで、チケットを発行してもらい、バスに乗車。
いよいよ「チャルテン(El Chalten)」に出発です。
天気も良く、バスの二階からずっと景色を見ていました。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_085313-1024x578.jpg)
樹木が少なく、遥か遠くまで見渡すことができました。
途中で、「Huemul(ウエムル)」という南アンデス鹿を見つけることも
できました。
チャルテンは、「トレッキング」が有名で、
一番有名な山は「フィッツロイ」と言います。
この山は、かの有名なパタゴニア社のロゴのモデルにもなっています。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2019/12/pata.jpg)
「なんでフィッツロイって言うんだろう?」
この山の名付け親は、「フランシスコ・モレノ(Francisco Moreno)」という
アルゼンチン人の冒険家です。
彼のニックネームは、「専門家のモレノ」
スペイン語で、「Perito Moreno(ペリト・モレノ)」。
つまり、ペリトモレノ氷河の名前は彼のニックネームが由来しています。
このモレノさんが、この山を「フィッツロイ」を名付けましたが、
「フィッツロイ」とは実在した人物で、
本名は「ロバート・フィッツロイ( Robert FitzRoy)」。
![](https://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/250px-Robert_Fitz_Roy.jpg)
イギリス人出身の海軍軍人であり、学者でした。
彼が1831年にビーグル号の艦長として、パタゴニアを含めた、世界中を回る
航海を始めます。(当時22歳!)
その時に、同行したのが、進化論で有名な「チャールズ・ダーウィン」で、
この5年間の航海の経験が元となって、「進化論」という思想を
抱くに至ったようです。
また余談ですが、フィッツロイは、その後学者としても活躍し、
「天気予報」という言葉を初めて使い、毎日の天気予報を初めて始めました。
パタゴニアと縁がある「フィッツロイ」が山の名前になったのも、
納得がいきます。
カラファテから、バスで約3時間で、チャルテンに着きますが、
近づくにつれて、なんと「フィッツロイ」が顔を出しました。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/new-1024x530.jpg)
「チャルテン」という町は、テウェルチェ語という現地の言葉で
「煙を出す山」という意味であることから分かるように、
一年を通して、曇りが多い町です。
そのため、フィッツロイにも、常に雲がかかっており、
フィッツロイの全景を見られるのは、稀だと言われています。
この日も、天気はよかったのですが、
やはりフィッツロイには少し雲がかかっていました。
今回は「このフィッツロイの化粧が取れた、スッピンを拝む」のが、目的です。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_132713-1024x768.jpg)
ようやくバスターミナルに着きました。
といっても、さほど大きくないので、町の大きさが想像できます。
アルゼンチンの携帯通信会社の一つである、「personal」は、
ここに来て、威力を全く発揮できず、
現在位置とホテルの位置を把握できませんでしたが、
町自体が小さいことがわかっての、地図をもらって、
アナログで歩くことにしました。
そしたら、なんと8分で到着(笑)。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_140212-1024x768.jpg)
バステーミナルで、観光情報を仕入れましたが、
この町から出発するトレッキングのコースが、たくさんあることが判明。
ただし、すでにお昼を回っていたので、
今から出発できる最長のコースを選びました。
各コースの入り口には、「難易度」を示す看板が立てられていました。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_140652-1024x768.jpg)
バスターミナルの観光案内で入手できる地図には、
詳細なコースの情報が乗っており、所要時間も書いてあったので、
今回は「Cerro Torre」コースの途中にある「Mirador del Torre」までを
行ってみることにしました。
「Cerro(セロ)」は「山、丘」、「Mirador(ミラドール)」は
「ビューポイント、見所」という意味なので、
この場合、「Torreの山のトレッキング」コースの、
「Torreのビューポイント」まで行くことになります。
暗くなる前に帰ってくる必要があるので、約2時間半のコースを選びました。
トレッキング用の靴を借りるか、迷いましたが、
「時間もないし、とりあえず行ってみよう」ということで、出発。
天気も良く、すいすい歩けました。
歩いていると、色んな珍しい動植物を見つけました。
やはり、生態系がインドや日本と全く異なるので、とても刺激的です。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_145900-1024x768.jpg)
途中でうさぎにも遭遇しました。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_172219-768x1024.jpg)
約2時間で、目的地の「Mirador del Torre」に到着しました。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_164328-768x1024.jpg)
天気は良かったものの、やはり雲で山が隠れていました。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_164611-1024x768.jpg)
久しぶりトレッキングしたので、ここでばっつり休憩。
その後、同じ道を帰りました。
途中の景色も綺麗でした。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_150157-1024x768.jpg)
パンフレットには、2時間半と書いてありましたが、
実際には、休憩時間を入れずに、往復で3時間はかかりました。
ちょうど良く疲れて、トレッキングを楽しむことができました。
さて、お腹が空いてきたので、レストランを回ってみると、
「めっちゃ高い、、、」
普通のキオスコに行っても、物の値段が、カラファテよりも
上がっているような気がしました、というか、そうでした。
そこで漸く見つけた、リーズナブルなスーパーマーケット。
チャンルテンで買い物するなら、ここにしてください。
![](https://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/map.png)
こんな看板です。
![](http://kaz4649.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_20191216_203538-1024x768.jpg)
カラファテが「赤城山」だとしたら、
ここチャルテンは「富士山」の頂上で売られている自動販売機の
「キリンレモン」ぐらい高い気がしました。(富士山登ったことないです、、、)
続く!
アルゼンチンへの格安航空券は、「Skyticket(スカイチケット)」がオススメです。
アルゼンチン格安ホテルの予約は「Hotels.com」がオススメです!