【アルゼンチン国内旅行】大自然の南パタゴニアで感動の連続(4)ーフィッツロイって何? Vol.401

南パタゴニア旅行、第4弾。

前回のお話はこちらから。

【アルゼンチン国内旅行】大自然の南パタゴニアで感動の連続(3)ーペリトモレノ氷河に感動!そしてウイスキー! Vol.400

2020.04.09

最初からご覧になりたい方は、こちらから。

【アルゼンチン国内旅行】大自然の南パタゴニアで感動の連続(1)ーそもそもパタゴニアってどんなところ? Vol.386

2019.12.25
 

 


 

<3日目@カラファテ>

出発が7時15分と、ありえないぐらい早かったので、本日も早起き。

費用は1200ペソ(約1,900円)でした。

(事前にホステルに予約してもらいました)

ミニバンがちゃんと予定通りに迎えにきて、

その後降ろされたのが、バスターミナルのようなところ。

 

そのまま、周りの流れに沿って、

二階建ての大きなバスに乗り込みましたが、

なんだか雰囲気が違うことを本能的に察知し、

添乗員のお姉さんに行き先を聞いてみると、「ペリトモレノ氷河」でした。

「これでは、前日の旅行に戻ってしまう」ということで、急いで降りて、

乗るはずのバス会社のカウンターに行くと、

バスがまで来ていないことが判明しました。

 

ホステル発行のクーポンだと、乗れないということで、

バス会社のカウンターで、チケットを発行してもらい、バスに乗車。

いよいよ「チャルテン(El Chalten)」に出発です。

天気も良く、バスの二階からずっと景色を見ていました。

 

樹木が少なく、遥か遠くまで見渡すことができました。

途中で、「Huemul(ウエムル)」という南アンデス鹿を見つけることも

できました。

 

チャルテンは、「トレッキング」が有名で、

一番有名な山は「フィッツロイ」と言います。

この山は、かの有名なパタゴニア社のロゴのモデルにもなっています。

 

「なんでフィッツロイって言うんだろう?」

この山の名付け親は、「フランシスコ・モレノ(Francisco Moreno)」という

アルゼンチン人の冒険家です。

彼のニックネームは、「専門家のモレノ」

スペイン語で、「Perito Moreno(ペリト・モレノ)」。

つまり、ペリトモレノ氷河の名前は彼のニックネームが由来しています。

このモレノさんが、この山を「フィッツロイ」を名付けましたが、

「フィッツロイ」とは実在した人物で、

本名は「ロバート・フィッツロイ( Robert FitzRoy)」

イギリス人出身の海軍軍人であり、学者でした。

 

彼が1831年にビーグル号の艦長として、パタゴニアを含めた、世界中を回る

航海を始めます。(当時22歳!)

その時に、同行したのが、進化論で有名な「チャールズ・ダーウィン」で、

この5年間の航海の経験が元となって、「進化論」という思想を

抱くに至ったようです。

  

また余談ですが、フィッツロイは、その後学者としても活躍し、

「天気予報」という言葉を初めて使い、毎日の天気予報を初めて始めました。

  

パタゴニアと縁がある「フィッツロイ」が山の名前になったのも、

納得がいきます。

 

 

カラファテから、バスで約3時間で、チャルテンに着きますが、

近づくにつれて、なんと「フィッツロイ」が顔を出しました。

「チャルテン」という町は、テウェルチェ語という現地の言葉で

「煙を出す山」という意味であることから分かるように、

一年を通して、曇りが多い町です。

そのため、フィッツロイにも、常に雲がかかっており、

フィッツロイの全景を見られるのは、稀だと言われています。

この日も、天気はよかったのですが、

やはりフィッツロイには少し雲がかかっていました。

今回は「このフィッツロイの化粧が取れた、スッピンを拝む」のが、目的です。

 

ようやくバスターミナルに着きました。

といっても、さほど大きくないので、町の大きさが想像できます。

アルゼンチンの携帯通信会社の一つである、「personal」は、

ここに来て、威力を全く発揮できず、

現在位置とホテルの位置を把握できませんでしたが、

町自体が小さいことがわかっての、地図をもらって、

アナログで歩くことにしました。

そしたら、なんと8分で到着(笑)。

  

バステーミナルで、観光情報を仕入れましたが、

この町から出発するトレッキングのコースが、たくさんあることが判明。

ただし、すでにお昼を回っていたので、

今から出発できる最長のコースを選びました。

各コースの入り口には、「難易度」を示す看板が立てられていました。

バスターミナルの観光案内で入手できる地図には、

詳細なコースの情報が乗っており、所要時間も書いてあったので、

今回は「Cerro Torre」コースの途中にある「Mirador del Torre」までを

行ってみることにしました。

「Cerro(セロ)」「山、丘」「Mirador(ミラドール)」

「ビューポイント、見所」という意味なので、

この場合、「Torreの山のトレッキング」コースの、

「Torreのビューポイント」まで行くことになります。

暗くなる前に帰ってくる必要があるので、約2時間半のコースを選びました。

   

トレッキング用の靴を借りるか、迷いましたが、

「時間もないし、とりあえず行ってみよう」ということで、出発。

天気も良く、すいすい歩けました。

歩いていると、色んな珍しい動植物を見つけました。

やはり、生態系がインドや日本と全く異なるので、とても刺激的です。

途中でうさぎにも遭遇しました。

 

約2時間で、目的地の「Mirador del Torre」に到着しました。

 

天気は良かったものの、やはり雲で山が隠れていました。

久しぶりトレッキングしたので、ここでばっつり休憩。

その後、同じ道を帰りました。

 

途中の景色も綺麗でした。

 

パンフレットには、2時間半と書いてありましたが、

実際には、休憩時間を入れずに、往復で3時間はかかりました。

  

ちょうど良く疲れて、トレッキングを楽しむことができました。

さて、お腹が空いてきたので、レストランを回ってみると、

「めっちゃ高い、、、」

普通のキオスコに行っても、物の値段が、カラファテよりも

上がっているような気がしました、というか、そうでした。

 

そこで漸く見つけた、リーズナブルなスーパーマーケット。

チャンルテンで買い物するなら、ここにしてください。

こんな看板です。

 

カラファテが「赤城山」だとしたら、

ここチャルテンは「富士山」の頂上で売られている自動販売機の

「キリンレモン」ぐらい高い気がしました。(富士山登ったことないです、、、)

 

続く!

  

  

  

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続きを読みたい方はこちら

【アルゼンチン国内旅行】大自然の南パタゴニアで感動の連続(5)ー今回一番感動した、穴場の湖 Vol.402

2020.04.14