前回の続きです。
運転免許証取得時は、ハリヤナ州グルガオンに在住だったため、
ハリヤナ州での運転免許証の取り方を紹介します。
<大まかな流れ>
1、「Learner’s License」を取る
筆記試験が課されます。
こちらは日本でいう「仮免」のようなものです。
これを取得すると車道で運転することが許されます。
2、「Driving License」を取る
技能試験が課されます。
こちらが正式な運転免許証となります。
(写真は、技能試験の入り口。)
<申請場所>
「 RTO Gurgaon」と呼ばれる場所です。
正式名所は、「Regional Transport Office」です。言うなれば、「地方交通局」みたいなもの。
Google Mapはこちらから。
*元々FRROが入っていたMini Secretariatの中で、かつ、Gurgaon District Courtの隣の建物の一階にあります。
<要求書類>
・Aadhar card
・家の賃貸契約書
おそらく自分は、インド人と認識されていたので、上記の2つしか必要ありませんでしたが(国籍の欄がインドになってた(笑))、
外国人が申請するためには、これ以外に
・FRRO発行のResidential Permit
・パスポート
・VISA
・家の電気の請求書
・雇用契約書(家の契約者が会社だったため、会社に属している証明として雇用契約書が必要)
が必要になってくるはずです。
<手続費用>
記憶が定かでなく、覚えていませんが、4輪の場合、全過程の費用の合計が、千ルピー強ぐらいです。
<取得時間>
最初に申請してから、最速1.5ヶ月で免許証が取れます。
さて、実際の取得した様子をレポートします。
<1日目>
まず、受付に行って、Learner’s License取得の申請書を作成してもらいます。(これはオンラインでも作成可能です)
その後、別の場所で、要求書類を確認してもらい、
費用を払って、写真やサインを登録して、全ての申請手続きを済ませると、
筆記試験を受けます。
英語か、ヒンディー語を選択し、
10個の3択式の問題を答え、7割以上の回答で合格!
結果は、
不合格でした。。。
車を運転する全てのインド人に負けた気がして、
ものすごく悔しかったです(笑)
いずれにしても、1週間後にLearner’s Licenseが出来上がるので、
その時にもう一度受けて、合格すれば、問題ないとのことでした。
<2日目(一週間後)>
追試のための費用を地味に払った後、試験を受けました。
結果は、、、、
合格!!
高校受験より嬉しかったです(笑)
さて、合格すると、紙切れをもらい、それをオフィシャルサイトに行って、入力すると、
仮免がダウンロードできると言われました。
こちらがオフィシャルサイト。
https://parivahan.gov.in/sarathiservice8/stateSelection.do
実際に、確認してみると、確かに仮免を入手することができました。
次のステップに関して聞くと、「実技があるので、一ヶ月後に車を持って、ここに来い!」と言われました。
「え、運転免許証を取るために、車で会場に来て、実技を受けるって、なんか矛盾しているような、、、、」
と一瞬思いましたが、インド人の友人に聞いてみると、どうやら自分で車を確保して、
その車で実技を受ける必要があるようでした笑
というわけで、友人にお願いして、車を借りることに。
<3日目(一ヶ月後)>
VWの車で、会場についてみると、実技会場の前に長蛇の車の列がすでに並んでいました。
これまで話してきませんでしが、インドの車の99%は、マニュアルなので、
10数年ぶりにマニュアル車を運転するのは、結構緊張しました。
(写真は、技能試験のためのマップ。)
入口には、試験のためのマップが立てられていましたが、バックを使う機会が多そうでした。
何回か車道で実際に練習しましたが、バックをほとんど使わなかったので、
ちょっと不安になってきました(笑)
入口が開いて、全ての車が会場に入り、
試験官から実技のやり方の説明が(ヒンディー語で)行われた後、
1台ずつ実技試験に入りました。
指示と真逆のことをやったり、一つのテストを完全に無視したり、
そもそも走行自体が非常に怪しかったりと、インドならではの出来事が起きて、
全く動じませんでしたが、実際に自分の番になると、かなり緊張しました(笑)
採点は減点方式で、結構厳しく、多くの人が不合格となっていきました。
結果は、、、
一発合格!!!
大学受験より嬉しかったです(笑)
(写真は、実際にスタート地点から技能試験を始めている車)
合格の旨を、車を借りた友人にすぐに報告。
合格の紙を持って、受付に行きましたが、
システムダウンのため、翌日に来るように言われました。
<4日目(一日後)>
システムは復活しており、正式な運転免許証のための簡単な手続きと費用の支払いを行った後、
小さな紙を渡され、数週間以内に現住所に郵便で届くから待つように言われました。
<5日目(三週間後)>
数週間待ったものの、案の定、運転免許証が届かなかったので、
受付に再度行き、前回渡された小さな紙と交換で、正式な運転免許証をついに手に入れました。
(写真は、ハリヤナ州の実際の運転免許証。表のみ。)
受け取って、判明したことは、有効期限が「20年」であること。
仲介業者や、教習学校などを使うと、もっとスムーズに入手できたかもしれませんが、
通常のやり方だと、上述の流れで問題なく入手できます。
ちなみに、1年後には商業用や大型の免許を申請できるようです。
一年後には、UberやOlaの運転手にもなれそうです(笑)
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