【タンゴ留学】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(15)ーもはやラテン人のKさん? Vol.426

今回は「ボクのパレハは何処へ?」シリーズ第15弾。

前回のお話はこちら。

【タンゴ留学】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(14)ーJさんとの練習は自宅? Vol.425

2020.10.03

初回から読みたい方はこちら。

【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(1) Vol.293

2018.07.29


 

おそらく例年、年末ぐらいから、ソロの人たちはパートナーを探し始めます。5月に開催される、「ブエノスアイレス市大会(通称、メトロポリターノ)」に出場するためです。

そんな雰囲気に刺激され、自分も

「もっと練習したい!」

という気持ちが高まり、毎日とまではいかないが、頻繁に練習できる人がいないかと考えていました。

すると、、、

一人、頭の中に思い浮かびました。

 

彼女(以後、Kさん)と出会ったのは、とあるミロンガ会場。東アジアから、単身でアルゼンチンに来て、アルゼンチンに数年住んでいました。

Kさんはいつもパートナーと一緒に行動しているので、彼とも仲良くなっていました。

その後、そんな頻繁ではないが、友達としてメッセージのやりとりをしたり、お茶をしたりするぐらいの仲でした。

Kさんは、アルゼンチンに来る前までは、母国でデモをしたり、教えていたりしたので、踊りは自分より経験豊富で、背が若干高めで、華奢な体格です。個人的には踊りやすい体格でした。

 

今回は「相談したいことがある」という主旨を伝えて、Kさんが郊外から市内に出てくるタイミングで、会うことにしました。

Kさんの方が経験豊富なことを分かっている前提で話すと、冒頭に伝えた上で、自分が真剣にタンゴと向き合って、上達していきたいことや、5月にある大会に出場したいことを熱心に語った上で、

「Kさんと一緒に練習していきたい」

という思いを伝えました。

いつも会うと、冗談ばっか話していたので、Kさんは今回の真面目な話で少しビックリしていました。

Kさんは、

「郊外に住んでいるから、交通費や、練習の時間帯の問題を考えなければいけない」

と言っていましたが、

「交通費は自分が払ってもいいし、来れない時は自分がそっちまで行ってもいい」

と言いました。

そこまで真剣であることが、Kさんに伝わったらしく、

「わかったわ。ちゃんと考えて、返事をします。」

という返答をもらいました。

 

言いたいことは全部伝えたので、結果がどうであっても構いませんでした。あとは、返事を待つのみでした。

  

数日後、

音沙汰がありません。まだ考えているんだろうと思いました。

 

数週間後、

まだ何も連絡がありません。うーん、もう少し待とうかなと思いました。

 

一ヶ月後、

なーんにもありません。これは「ダメだったと思え」という意味でしょうか。

 

二ヶ月後、

「返事をする」と言われたので、自分から連絡するのは、Kさんに対して失礼だと思い、連絡はしませんでした。

 

三ヶ月後、

もう思い出すことすら少なくなりました。怒りを通り越して、呆れています。

 

四ヶ月後、

特になし。

 

五ヶ月後、

たまたま、Kさんとミロンガで会いました。自分はその時、ハッと思い出しましたが、Kさんは全く記憶になさそうです。そして、あろうことか、普通に会話した後に、Kさんがカベセオ(アイコンタクトで踊りに誘う方法)をしてきました。。。

「返事していないことすら忘れて、踊りに誘ってくるなんて、、、」

それがKさんのキャパなのでしょう。タンゴでは、その人の人間性や器が見えてくるので、人間観察する分にはとても興味深いです。

こういうケースはラテン人に良くありますが、アルゼンチンに長くいるからって、東アジア人もラテン人のように、振る舞って良いとは思いません。(こういう言い訳をする人は意外といます)

自分の思いを熱心に伝えて、真剣な提案をしたことに対して、「返事をする」と言ったにも関わらず、それすら忘れてしまい、さらにその気持ちを踏みにじるかのように、平気な顔をして、踊りに誘おうとする。これは国どうこうではなく、人間性の問題です。

私は、ベジータのように、王子としての高いプライドがあるわけではないので、別に踊ってもいいのですが、Kさんの後学のためにも、いつか理解してもらえる日が来ることを信じて、敢えて何も言わないし、踊りもしません。

 

こういうことがあると、私は、今後のためにも、一定のルールを決めてしまいます。

「こういう人たちとは、金輪際踊らない」

 

そういう人たちとは今後踊りたいとは思わないし、100万円もらっても踊らないでしょう。他に踊りたいと思う人たちがたくさんいるので、彼女らに固執する必要がありません。踊るなら、楽しく気持ちよく踊りたいです。

むしろ、そのエネルギーをモチベーションにして、もっと上手くなってやろうと思っています。

 

「こんな目に遭ったから、次は絶対に絶対にいいことがある!」

そう言い聞かせていました。

 

が、

現実はそんなに甘くありませんでした。。。(笑)

 

続く!

 

以上です。

 

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