【インド】インド英語を完全習得ーヒンディー語から見るインド英語の特徴 Vol.254

インドに行った日本人が必ず直面する問題、、、、

それは

「インド英語(ヒングリッシュ)」

です。

 

シンガポールの「シングリッシュ」や、マレーシアの「マングリッシュ」も聞き取るのが

大変ですが、インド英語も、慣れるまでは大変です。

 

インド人は、アメリカの超人気TVプログラム「Friends」を字幕なしで見ながら、

友達とは「インド英語」で、談笑していますが、

とても同じ言語だとは思えません(笑)。

 

以下の「インド英語(ヒングリッシュ)の特徴」をつかめば、

知らぬ間に、誰でも「ヒングリッシュスピーカー」になれます!

自分も例に漏れず、ヒングリッシュスピーカーになりましたが、

その代わり、ばっちりアメリカ英語が聞き取れなくなりました(笑)

 

そもそも、

「インド英語(ヒングリッシュ)」とは、

広義の意味では、「ヒンディー語(ヒンディー)と英語が混ざったもの」です。

 

ここでのヒングリッシュは、狭義の意味の「インド人訛りの英語」という定義で、

基本的に進めていきます。

 

以下、特徴をあげていきます。

 

1、「t」「d」の発音が違う

インド人に、「t」「d」の発音をさせてみると、

口の中でこもった音を発します。

これは、ヒンディー語の「ट(t)「ड(d)」が、

英語の「t」、「d」にあたると、教えられてきたために、

この発音になってしまいました。

具体的には、舌の先端を、

口内の上側の柔らかい部分(軟口蓋)と硬い部分(硬口蓋)の間に、

当てながら、音を出します。

インド人に「Thanks a lot」と言ってもらいましょう。

最後の「t」がかなり強く聞こえるはずです。

 

 

2、「th」の発音が違う

1、と同じように、インド人に「th」の発音をさせてみると、

英語の「t」,「d」に似た、舌の使いかたをします。

 

これは、ヒンディー語の「त(t)「द(d)」が、

英語の「th」にあたると教えられてきたために、

この発音になってしまいました。

具体的には、舌の先端を、上の前歯の裏側に当てて、

音を出します。

 

3、「r」の発音と、発音の準備のタイミングが違う

アメリカ人は、「r」を発音する時に、

舌が奥から手前に移動していきますが、

インド人は、「र(r)」と同じように発音するので、

舌を口蓋に当てて空気を塞ぎ、その塞いだ場所で、

空気を爆発させて、その爆発音で、「r」の発音を作ります。

 

また、発音を準備するタイミングも異なり、

アメリカ人が「r」を発音する時は、

順番よりも早く「r」を準備するのに対し、

インド英語では、順番が来て初めて「r」を発音します。

例をあげると、

「passport」を発音するとき、

アメリカ人は、portの「p」の音を出すときに

すでに「r」を発音するための舌が口の中で準備されているのに対し、

インド人は、portの「o」の発音が終わったあとに、

すぐに「r」を勢いよく発音します。

「パスポルトゥ」のように聞こえます。

 

4、二重母音の有無

インド人は、英語の二重母音をあまり発音しません。

例えば、「boat(bəʊt)」「bought(bɔːt)」のように、

「coat(kəʊt)」「caught(kɔːt)」のように発音します。

これはヒンディー語の中に、明確な二重母音が存在しないことに

由来しているのでしょう。

例えば、インドという言葉は、ヒンディー語で何通りが表現がありますが、

一つは、「इंडिया」というもので、発音は「Indiya(インディヤ)」となります。

 

5、母音「a」の発音

日本人にはわかりにくいですが、

インド人の英語には、「æ」の発音がありません。

なぜなら、ヒンディー語の「a」の発音は、

「अ(短母音 – ə に近い)」「आ(長母音 – ɑ に近い)」

2種類しかないので、「æ」「ə」ɑに取って代わります。

「æ」に近い「ऐ」という発音がヒンディー語にはありますが、

インド人は往往にして「a」を「a」に近い音で発音したがります。

 

6、「v」「w」の区別がつかない

ヒンディー語には、歯を下唇につけて、音を出す発音がないので、

「व」という「v」の発音しかありません。

細かく言うと、「व」の発音表記は「v」と書きますが、

実際には、歯を下唇につけず、ほとんど「w」に近い形で音を出します。

そのため、「v」「w」の明確な発音の区別がなく、

その場の流れで、どちらかを類推する必要があります。

 

7、イントネーションが違う

インド人の英語は、抑揚(イントネーション)が少ないです。

また、ピリオドまで一気に読む傾向もあるので、長い文も場合は、注意が必要です。

 

8、全部発音する

書いてるアルファベットを単純に発音する傾向にあるので、

全部発音する単語もあります。

例えば、「Wednesday」は、「ウェンズデー」ではなく、

「ウェドゥネズデー」と読む人が大半です。

 

9、独特の表現がある

一部はヒンディー語来ていたり、

インドで独自に発達した表現があります。

例を挙げると、

「(You) do one thing」 – 「これをしてください」

*「aap ek kaam karo」というヒンディー語で多用するものを英語にしたもの

「first class」– 「本当に素晴らしい」(飛行機は関係ありません)

「prepone」-「postponeの逆」(Oxford辞典で調べると「インドで使用」の注記あり)

「hotel」-「レストラン」(特にインド南部。旅行中は特に注意が必要)

他にもたくさんあります。

 

10、意味のない表現がある

インド人は、冒頭や途中で「actually」を多用します。

しかし、あまり深い意味はありません(笑)。

また、つなぎの時には「and」も多用します。

「well」や「let me see」とは言わず、「aaaaaaaand」という形で

使うことが多いです。

 

以上のポイントを踏まえて、改めてインド英語を聞いてみると、

結構聞き取れるようになるはずです。

もちろん、インド人と言っても、今までの生活環境でピンキリなので、

全ての人に当てはまるとは言えませんが、参考にしていただければ幸いです。

 

いろいろ書いてきましたが、最後に一言。

 

インド人の英語が聞きとりにくいと不平不満を漏らす人がいますが、

そういう人に限って、その人の英語が上手くないことがあります。

インド人のせいにするのではなく、まずは英語を勉強した方がいいかもしれません。

 

 

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