今回は「アルゼンチンってどんな国?」第二弾。
前回の話はこちらから。
5、ポピュリズムによる負の遺産と、国民に弱い政府
中下層を中心とした、国民の人気を得る目的で、
今までばらまき政策ばかりしてきたために、
政府の借金が膨らみ続けてきました。
いつか返済しないといけない、
つまり、国民の痛みを伴う政策を行わなければならない、
にもかかわらず、
国民の目ばかり気にして、今まで先延ばしにし続けてきました。
その事実を知らない国民は、
近視眼的な視点でしか、自分たちの利益不利益を考えることしかできず、
中長期的な視点で政策を行う政府に、激しく抵抗します。
この際たる状況が、前政権クリスティーナと現政権マクリの構図で、
例えば、本来であれば、もっと早く値上げすべきであった公共料金を
マクリ政権が上げた途端、国民は現政権を批難し始めますが、
実際には、これはクリスティーナ政権時代の負の遺産を、
今後の国の将来を長期的に考えた、マクリ政権が必死に返済しているのです。
6、一見オープンに見えるが、実はクローズドな人間関係
アルゼンチンでは、男性同士でも、挨拶でキスを交わします。
男性同士だと、実際にホッペにつける人は少ないですが、
男女や女性同士だと、ホッペにつける割合は高くなります。
初めて会う人にもこういう挨拶をすることがあり、
一見、色んな人にオープンに見てとれますが、
実際の「本当の」友人関係になると、かなりクローズドになります。
アルゼンチン人同士でも、信頼できない場合が多いので、
友人の枠組はかなり狭く、人数も限られます。
しかし、その反面、その枠組に入れば、
とてもよくしてくれる、という良い面もあります。
7、自由なライフスタイル
「自分の人生を楽しむ」という雰囲気がアルゼンチンにはあります。
40過ぎても独身生活を満喫している人、
結婚していないが、パートナーと一緒に暮らす人、
子供を育てながらも、自分の趣味を楽しむ人、
50過ぎて、働きながら、大学に通う人、
結婚してないが、子供がいて、その子の父親じゃない彼氏がいる人など、
自由なライフスタイルがあります。
これは、多様な生き方を良しとする、雰囲気が、
アルゼンチン人の国民性の中にあり、後ろめたさは一切ありません。
8、開放的な性
アルゼンチンでよく使われる言葉の中に、
「友達」という意味の「amigo/a」、
「彼氏・彼女」という意味の「novio/a」
がありますが、その中間の
「amigovio/a」「amigo/a con derecho」「chongo/a」
という言葉があります。
要するに、「性的な関係はあるが、恋人までのコミットメントはせずに、
友達関係を保つ友達」
という意味です。
noviaがいながら、amigoviaがいる人も少なくありません。。。
さらに、公共の場でよくカップルがいちゃついていますが、
いちゃつくレベルがとても激しく、欧米人が驚くほどです(笑)。
ゲイもレズビアンも、自由にいちゃついています。
アルゼンチン人は他の国の人より、「動物的」「本能的」であると、
個人的には表現しています。
今回はここまでで、続きは次回に書きます。
以上です。
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